製造業や技術系企業のためのウェブマーケティングなどを行うテクノポートは、動画を活用して新規顧客獲得に注力している従業員数1000人以上の製造業の担当者102人を対象に、動画マーケティングに関する調査を行った。それによると、新規顧客開拓に動画の効果があったという答えは73.6パーセントと多かった。
具体的な効果は、ウェブサイトのアクセス数の増加が52パーセント(複数回答)と最多で、続いて、YouTubeの再生数の増加、営業の説明にかかる時間の減少、営業での評判がよかったなど、いずれも30パーセントを超えている。
では、どれだけ制作しているのか。動画マーケティングに注力しているとはいえ、ひとつの部署の制作頻度は、もっとも多くて1年に1本未満だ。続いて多いのが1年に2本と意外に少ない。
実際に効果を出している部署に限定すると、1年に2本がいちばん多くなる。ただし、1年に2本がもっとも効果的だとは断定できない。展示会やイベント用に動画を制作する企業と自社のウェブサイトで定期的に発信している企業の制作本数と効果は単純に比較できないからだ。