このたびエピックゲームズは、フォートナイトおよびUnreal Editor for Fortnite(UEFN)のプレイ時間に厳しい制限をかけることができる新しいペアレンタルコントロール機能を発表した。
この機能は、フォートナイトのメインメニュー、またはウェブ上のエピックアカウントポータルから利用可能で、以下のことが行える。
・1日のプレイ時間に厳格な上限を設定する
・1日のうちでプレーできる時間帯と、その時間内でプレーできる時間を設定する
・制限時間に近づいたときに、子どもが追加のプレイ時間をリクエストできるようにする
たとえば、子どもに宿題を先にさせ、適切な時間に就寝させたい場合、午後4時から午後8時の間に1時間だけフォートナイトをプレイできるように設定することができる。そして、その1時間を超えてプレイしたい場合は、延長を要求することができる(バトルロイヤルで勝利寸前に制限時間に達して不満を抱く子どもたちが続出することが想像できる)。
この制限はすべてのプラットフォームに適用され、フォートナイトがスリープモードの時のみ一時停止される。親はまた、「時間レポート」を見ることができ、これにはプレイ時間の内訳や、子どもに追加の時間を与えた時間が表示される。
これは間違いなく親たちが喜び、子どもたちが嫌がるものだが、あくまでオプションであり、親が実施する義務はない。しかし、もしこれが本当に使用されるならば、正直に言えば私が最初に思い出したのは中国の国家政策のことだ。中国では、ゲーム依存症を抑制する試みとして、18歳未満のゲーマーは平日は90分、週末は3時間のプレイ時間に制限されていた。後にこれは変更され、週末の3日間のみ、午後8時から9時までの間に週3時間のみとさらに厳しくなった。韓国も以前は、深夜0時から午前6時までの間、子どもがゲームをプレイすることを禁止していたが、2021年には、中国のような非常に厳しいプレイ時間制限政策を廃止した。
もちろん、子どもたちはこうした制限を回避する方法を考え出してきたし、新しい制限が導入されれば、親に気づかれないようにしてロックアウトを回避しようとするだろう。しかし、これはフォートナイトに夢中になりすぎる子どもを持つ親には願ってもない新機能となるだろう。
(forbes.com 原文)