人気自動車番組『トップ・ギア』の秘密をジェレミー・クラークソンが暴露

長年クラークソンと一緒に番組進行役を務めてきた2人の悪名高い共同司会者、ジェームズ・メイとリチャード・ハモンドは、洞察とリアクションとからかいとバランスを提供してきた。しかしクラークソンは、その2メートル近い体格だけでなく、誰がどう思うかとか誰を怒らせるかといったことをまったく気にしないように見える態度で、常にテレビ放映されるエピソードを支配してきた。

米国ではこういう男が好かれるのだ。

『トップ・ギア』の司会者を務めた3人。左からリチャード・ハモンド、ジェレミー・クラークソン、ジェームズ・メイ(shutterstock)

『トップ・ギア』の司会者を務めた3人。左からリチャード・ハモンド、ジェレミー・クラークソン、ジェームズ・メイ(shutterstock)

『トップ・ギア』について知っておくべき5つの楽しくて有益な事実をご紹介しよう。

・初代ホストの1人は女性だった

英国の著名ニュースキャスターであるアンジェラ・リッポンは、同じく英国人ニュースキャスターのトム・コリンと共に、最初の2シーズンだけ番組の進行役を務めた。

・番組ホストは無料でテスト車両の提供を受けることはない

米国では多くの自動車ジャーナリストが目的に応じてテスト車両の提供を受ける。しかし、BBCの規則により『トップギア』ではそのような役得は禁じられている。

・クラッシュは現実のもの

2006年、共同司会者のリチャード・ハモンドがジェットエンジンを搭載したドラッグスター(ドラッグレース用レースカー)に乗り、約464km/hという速度で走行中に事故が起きた。ハモンドは二週間の昏睡状態となり、番組の放送も延期された。この事故の詳細は、現在も故意に曖昧にされている。しかし、最終的にはハモンドが番組に復帰できるほど回復したことはわかっている。どうやら前輪のタイヤがバーストしたことが事故の原因らしい。

・『トップ・ギア』はギネス世界記録に認定されている

2013年、ギネスワールドレコーズは『トップ・ギア』を「世界で最も広く視聴されているファクチュアル(事実を基にした)TV番組」に認定した。番組の視聴者は、グアテマラからガーナ、ミャンマーからモルドバまで、なんと世界212もの国や地域に及んでいる。

・「スティグ」は最初、「The Gimp(ザ・ギンプ)」という名前だった

「ギンプ」は、今や映画『パルプ・フィクション』に登場した、レザースーツを着て天井からぶら下がりブルース・ウィリスに殴られる覆面男と同義になっている。この名前を放棄して代わりに「スティグ」を選択したことは賢明な策だった。

forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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