働き方

2024.10.01 15:00

AIが人から仕事を奪う未来は「まだ先」か、リスクが最も高いのは「会計スキル」

現時点で最もリスクが高い職業は会計だ。会計のスキルの約78%が「生成AIに置き換えられる可能性がある」か「置き換えられる可能性が高い」と評価され、会計の求人に共通するスキルの31%について、生成AIは問題解決能力が「良好」であると自己評価している。しかし、会計は例外だ。実のところ生成AIが30%以上の共通スキルで「良好」と評価されたのは、会計だけなのだ。

他の多くの職業では、「生成AIの問題解決能力はより限定的で、置き換えられるスキルの割合も低かった」と著者らは指摘している。「もし生成AIモデルがより多くの職種で問題解決能力を向上させれば、それらの職業の中で置き換えられるスキルの割合も上昇するだろう」。

調査によれば、AIモデルが進化すれば、より高度な問題解決能力を担う可能性がある。しかし、「その前に、デジタル化や労働慣行に大きな変化が必要である。これらのツールは、テキストの要約や画像・音声の生成といった時間のかかるタスクに非常に役立つ。しかし、現在のところ、生成AIは、比較的単純で控えめな問題解決を要する業務、特に物理的な作業が必要でない仕事に最適である」とされている。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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