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2024.09.28 16:00

iPhone 16は民間による「パーツ交換修理」が可能に 正常に動作

しかし、この問題はiPhone 16では発生しないようだ。YouTubeチャンネルのRewa Technologyが2台のiPhone 16 Pro間でFace IDモジュールを交換したところ、新しい部品をキャリブレーションする修理アシスタントツールを実行した後に正常に動作し、Face IDモジュールは「中古部品」としてリストされた。

これは修理の専門家にも好評だ。iCorrect.co.ukの創設者リッキー・パネサーは、「これでパーツペアリングはほぼなくなりました。iPhone 16シリーズでは、ほぼすべてのモジュールがペアリングされていません。ただ、これにより新たな疑問が生じます。もしiPhone 16で可能なら、他のiPhoneモデルでもFace IDのTrueDepthモジュールを交換できるはずです」と述べている。

パネサーによれば、iPhone 16でFace IDモジュールが交換可能である一方、iPhone 15でそうでない理由は、2025年1月1日に施行されるオレゴン州の新しいパーツペアリング法にあるという。

「この法律では、2025年以降に製造されるデバイスではパーツペアリングを行ってはならないとされていて、アップルは2025年もiPhone 16の製造を続ける予定だからです」

アップルに、iPhone 15シリーズのFace ID部品制限を解除する予定があるかどうかを問い合わせしているが、回答はまだない。しかし、今後のアップルのiPhoneでは、パーツのペアリングは終わりを告げそうだ。これがMacBookやiPadなど、この慣行が見られる他のアップル製デバイスの古いモデルにも当てはまるのかどうかは、今後確認する必要がある。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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