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2024.09.28 08:00

エヌビディアより有望な投資先? 米電力大手のコンステレーション・エナジーを分析

スリーマイル島原子力発電所(George Sheldon / Shutterstock.com)

アナリストはコンステレーション株のさらなる上昇を予想

コンステレーションの利益成長目標の引き上げは、売上高が予想を上回る成長を期待させるものだろうか?
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マイクロソフトとの取引を受けて、アナリストたちは同社の目標株価を大幅に引き上げた。例を挙げよう。

・金融情報サイトのthefly.comによると、ウェルズ・ファーゴは、コンステレーション・エナジーの株価目標を20%引き上げ、300ドルとした。「テクノロジー大手によるクリーンエネルギーの確保に対する強い関心」を理由に挙げている

・WSJは、モルガン・スタンレーがコンステレーションの株価目標を24%引き上げ、313ドルとしたことを報じた。マイクロソフトの提示した「プレミアム価格」は将来の取引がより高い価格で行われることを示唆していると指摘している
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・米投資銀行のジェフリーズは、株価目標を40%引き上げ、256ドルとした。WSJによれば、ジェフリーズのアナリスト、ポール・ジンバルドはMarketWatchの取材に対して、コンステレーションとマイクロソフトの契約は「セクターへ非常にポジティブな影響を与え、データセンターの理論を裏付け、原子力発電の機会を拡大する」と述べているという

他のアナリストもコンステレーションに強気の見方を示している。MarketWatchによれば、グッゲンハイムのシャハリアール・プールレザは「ハイパースケーラーによるクリーンメガワットの需要は現実のものだ」と述べている。一方、みずほフィナンシャルグループのマーヒープ・マンドロイは、この取引は「データセンターのニーズを満たすために、24時間365日稼働するクリーンエネルギーが必要であることを示している」と述べている。

確かに、反原発感情は、時折ネガティブな影響を与えるものの、過去と比較すると弱まっていると考えられる。米国の州政府と連邦政府が、電力会社に対し、電力供給に原子力と再生可能エネルギーを使用するよう促していることから、コンステレーションは以前よりも多くの支持を得ている。

さらにWSJは、「高価な蓄電池も、再生可能エネルギー容量の110%に相当する余剰天然ガス容量も必要ない」ため、原子力は再生可能エネルギーよりも有利であると報じている。

ウォール街は、エヌビディア株にはまだ上昇余地があると見ているようだ。株式市場調査ツールを提供するTipRanksによると、エヌビディアをカバーする42人のアナリストは、平均株価目標を152ドルに設定しており、これは24%の上昇余地を意味する。一方、コンステレーションの平均株価目標は20人のアナリストから214ドルとされており、これに対する同社の株価は約1%割高になっている。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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