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2024.09.27 15:00

米ウェイモが「ロボタクシー」車両に韓国ヒョンデのIONIQ5を検討

Getty Images

自動運転分野の統合化

一方、これとは別の動きとしてヒョンデが支配権を握る自動運転開発企業の米Motional(モーショナル)創業者のカール・イアネマが、CEOを退任し、現CTOのローラ・メイジャーが暫定CEOを務めることになると報じられた。この動きは、モーショナルが別の問題を抱えていることを示唆している。
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モーショナルは、元々nuTonomy(ニュートノミー)という自動運転ベンチャーとして2013年に設立され、後にAptiv(アプティブ)とヒョンデからの資金提供を受けてモーショナルに改名された。その後、アプティブは自身の持分を売却して、プロジェクトから撤退すると発表していた。

モーショナルは、現在オペレーションを行っている米国の4つのロボタクシー企業の中でウェイモやクルーズ、Zoox(ズークス)に続く4番目の企業で、まだ本格的な展開を行っていない。同社は、テスト車両としてIONIQ5を使用しており、ウェイモと同社が同じ車両をロボタクシーに使用することに問題はない。また、ヒョンデがウェイモ向けのロボタクシーを製造するようになれば、モーショナルもそのロボタクシーを使用できるだろう。

数年前までは、すべての自動車メーカーが社内にロボタクシー部門を持ちたがっていたが、その状況は大きく変わり、業界は統合されつつある。フォードは、フォルクスワーゲンと共にアルゴAIに投資し、独自の自動運転部門を持とうとしていたが、2022年にその試みを中止した。また、GM傘下のクルーズの創業者は、昨年10月のサンフランシスコにおける人身事故の後に辞任した。
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シリコンバレーの破壊的なスタートアップにおいては、創業者のリーダーシップが重視されてきた。モーショナルとクルーズは、どちらも大手自動車メーカーの傘下にあるが、外部のスタートアップとして始まり、長年その創業者が率いてきた。主要な自動車メーカーが自社で立ち上げたロボタクシーのプロジェクトで、現在もなお続いているのはテスラのみかもしれない。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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