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2024.09.30 16:00

未来を生きる世代のために何ができるのか――サステナビリティをビジネスの根幹に据えるアウディの挑戦

アウディは1971年から「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」のメッセージを掲げ、先進的なプレミアムモビリティブランドとして、画期的なテクノロジーやコンセプトを導入して業界をリードしてきた。

「進化」はアウディのDNAとして今日に受け継がれ、アウディの電気自動車ブランド「e-tron」の市場導入を通じて、世界の自動車業界のカーボンニュートラル化を先導している。


2024年にアウディが発表した「Audi Q6 e-tron」は、ポルシェとの共同開発によるプレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)をベースとした最初の市販モデルだ。アウディの電気自動車(BEV)の次のステップを体現するモデルと言えるだろう。

世界が注目する理由の一つが、南ドイツのアウディの拠点都市インゴルシュタットで生産される初のBEVモデルであり、ここで生産されるすべての車両がネットカーボンニュートラルで製造されているということだ。

環境問題の解決に向け、技術革新と生産過程における改革を始めとしたサステナブルな取り組みに注力するアウディ。

同社の世界各地の生産拠点は、インゴルシュタット拠点同様に、アウディが策定した環境プログラム「Mission:Zero」の一環として、2025年までに自動車生産のネットカーボンニュートラルの実現を目指している。アウディは本気だ。
 
日本市場においてもアウディブランドは、先進的な電気自動車e-tronシリーズのラインアップを展開し、持続可能なプレミアムモビリティのリーダーとして、日本政府の脱炭素化の取り組みにも貢献してきた。

2021年にアウディ ジャパンのブランド ディレクターに就任したマティアス・シェーパースに、改めてアウディのサステナビリティの考え方を聞いた。日本のモビリティ社会の未来と理想をどのように捉え、それにどうコミットしていくのか。

シェーパースは大前提として「サステナビリティの考え方は、アウディのビジネスモデルを未来に向けて進めていく根幹である」ことを強調する。

「持続可能な未来の追求は私にとって大きなテーマのひとつであり、自動車メーカーとしてアウディに何ができるのかを常に考えていました。私が代表に就任した3年前と比較するなら、消費者の意識は大きく変化しました。サステナビリティの取り組みとブランドイメージは密接に結びつき、未来を大切にしているブランドの製品を買いたいと考える消費者は確実に増えています」

アウディ ジャパン ブランド ディレクター  マティアス・シェーパースアウディ ジャパン ブランド ディレクター マティアス・シェーパース

こうした消費者意識の変化が、アウディの意欲的な電気自動車の展開への共感につながり、市場を活性化させている。

「電気自動車普及には充電ネットワークの拡充など環境の整備も大きな課題です。それにはディーラーを始めステークホルダーの協力が必要不可欠。アウディは電動化に対する明確なコミットメントを掲げ、対話を重ね、理解を得ることで、グループ全体でこれを推進してきました。まず、全国のディーラー全121店舗の充電器をすべて150kWにアップグレードし、都市部のユーザーの充電ニーズに対応する都市型急速充電ステーションAudi charging hub(アウディ チャージング ハブ)の設置を進めています」
2024年4月に東京都千代田区紀尾井町にオープンしたAudi charging hub

2024年4月に東京都千代田区紀尾井町にオープンしたAudi charging hub 紀尾井町

同時にアウディは、充電ネットワークで重要となるのは再生可能エネルギー活用と考え、再エネ利用が盛んな日本の地方自治体を巡り、対話を深めることで利用拡大の可能性を学ぶAudi Sustainable Future Tourという活動にも地道に取り組んできた。

「日本は再エネ資源が豊かな国なのに、現状はそれを十分に活用しているとは言えない状況にあります。その障壁と課題は何か。再エネ利活用を推進する地方都市をアウディの電気自動車e-tronで巡り、地域の人々、行政担当者、事業者、学生たちと再エネ活用の可能性と課題解決を語り合う活動も続けています。単に高性能な電気自動車を開発するだけでなく、私たちは自動車業界のサステナビリティに取り組むなかで多角的なアプローチの必要性を認識し、その取り組みを進化させてきました。それはプレミアムモビリティブランドとしての責任でもあります」

アウディのサステナビリティ関連の取り組みについて、視点を国際社会に広げてみよう。アウディはこれまで、国連グローバル・コンパクト(UNGC)に署名した企業として、SDGsの目標実現に自発的に取り組んできた。

UNGCとは国連と企業・団体が手を結んだ、健全なグローバル社会を築くための世界最大のサステナビリティ イニシアチブだ。各企業が責任ある創造的リーダーシップを発揮することで、持続可能な成長を実現するための取り組みだ。

「アウディのドイツ本社はUNGCのメンバーとして、国連が定める持続可能な開発目標の『経済成長と雇用』『インフラ、産業化、イノベーション』『持続可能な消費と生産』『気候変動』の実現に注力しています。こうした真摯な活動内容と透明性の高さに対し、国際的なESG評価機関であるISS ESGよりのB-の評価を受けました。これは、23年の最初の評価C+を上回り、自動車業界49社で最上位の評価だ」とシェーパースは語る。

国際的に高く評価される同社の地球環境に関する取り組みを個別に見ていこう。冒頭のインゴルシュタット拠点の説明で触れた「Mission:Zero」とは、脱炭素、水の有効利用、資源の効率的活用、生物多様性にフォーカスしたアウディの環境保護プログラムだ。

「脱炭素」の分野では、前述の通り、世界各地のアウディ生産拠点は25年までにネットカーボンニュートラルでの操業することを目指し、一部は既に実現している。

「持続可能な水利用」の観点では、23年よりプレミアム自動車メーカーとしてはじめてAWS(Alliance for Water Stewardship)に参加。メキシコのサン・ホセ・チアパ工場では、AWSの認証を受けた初の工場になった。

「資源の効率的活用」は、アウディの「MaterialLoopプロジェクト」で、研究機関、リサイクル、サプライヤーなど15社のパートナーと協力し、車両のライフサイクル終了後に廃棄された使用済み素材の再利用の検討を行い、新車の製造のために廃車から60%以上のアルミニウムと85%以上のスチールをリサイクルすることに成功した。

廃車の使用済み素材はさまざまな混合材料で構成されており、これらの材料は分解、粉砕、再選別といった複雑なプロセスを通じて分離・再製造される必要があるため再利用の難易度が高いとされている。

「生物多様性」については、アウディの全生産拠点における生物多様性の向上を目指している。東欧での太陽光発電所拡張では、発電所敷地内に花や芝生を植え、微小生物生息地の設置を行うなど、自然に近い状態を保ち、その土地固有の環境再生を試みた。

また、アウディ メキシコは、生物多様性保護のためサン・ホセ・チアパ工場近くにある森林地帯の39ヘクタールに42,900本の植林を行う予定だ。

「アウディはこれからも、日本、世界で持続可能な未来を見据えた革新的な取り組みを推進していきます。しかし、アウディのみでできることは限られており、同じ志をもつ仲間と協力し合うことが重要です。仲間には当然、次代を担う人々も含まれます。彼らが持続可能な未来を自らの手で創り出せるよう、今後もサポートを続けていきたいと考えています」(シェーパース)

 
アウディジャパン

Promoted by アウディ ジャパン / Text by Kazuo Hashiba / Photographs by Nobuaki Bito / Edited by Akio Takashiro