ペンシルベニア州インディアナで行われた集会での演説で彼は、「今日は期日前投票が次の2週間で始まるからここに来た」と述べ、支持者全員に投票に行ってほしいと訴えた。「計画を立てて、早めに投票をするか選挙日に直接投票しよう」とトランプは呼びかけた。
しかし、彼はその直後に州の期日前投票の仕組みを激しく攻撃し、「今では投票日の45日前に投票できるという馬鹿げた制度がある。この45日間に一体何が起こるんだ?」と語った。
トランプはその後、2020年の選挙に対する根拠のない主張をほのめかし、「前回の選挙で起こったことは恥ずべきことだ。だが、もう二度と起こさせない」と続けた。
彼はまた、激戦州のペンシルベニア州での勝利がいかに重要であるかを認め、「ペンシルベニアで勝てば、全てで勝てる。非常にシンプルだ」と語った。
世論調査の分析を手がけるファイブサーティエイトのデータによるとペンシルベニア州においては、カマラ・ハリス副大統領がトランプを1.5ポイントリードしている。
トランプの期日前投票に関する矛盾する発言は、共和党が支持者に期日前投票を促しているなかで行われた。最近では、ニューヨーク州のエリス・ステファニク議員やペンシルベニア州のスコット・ペリー議員などのトランプ派の議員も、共和党の有権者に対して期日前投票や郵便投票を活用するよう促している。
23日にノースカロライナ州の集会で演説したトランプの副大統領候補であるJ.D.ヴァンスも、「期日前投票や郵便投票、そして選挙日の投票を含む全ての方法を活用するべきだ」と支持者に呼びかけた。
(forbes.com 原文)