働き方

2024.09.28 09:00

ビル・ゲイツなど成功者に学ぶ、明日から始められる「3つの習慣」

Roy Rochlin/Getty Images

Roy Rochlin/Getty Images

成功は偶然もたらされるものではない。日々の小さな行動の積み重ねが成功につながる。極めて成功している人たちはこのことを知っており、意図を持って日々を過ごしている。毎日の行いが、数週間、数カ月、そしてキャリア全体を左右する。小さなことから始めて目的を達成できるのだ。

成功している人は秘密の方程式を持っているわけではない。鍵はシンプルなことにある。ここでは、成功している人の取り組みを紹介しよう。

成功のための過ごし方

・意図を持って1日をスタートする

成功している人は、ベッドからのそのそ這い出て1日を成り行き任せにすることはない。朝目覚めた瞬間から、その日の調子を整える。『The 4-Hour Workweek(邦題:「週4時間」だけ働く。)』を書いたティモシー・フェリスは毎朝、ベッドを整えたり瞑想したりと、手っ取り早く達成できることから始める。そうすることで、コントロールして達成するという感覚を一日持続させることができる。

良い1日のスタートを切るのに複雑な朝の習慣は必要ない。5分のストレッチ、コップ1杯の水、あるいは優先すべきこと3つを書き出すなど、気分的に落ち着くシンプルなことを1つ選んで実践する。自分のペースで1日を始めれば、集中力と生産性を維持しやすくなる。

・ディープワークの時間を設ける

ディープワークとは、大きなプロジェクトに取り組んだり、真に成長を遂げたりできるよう、誰にも邪魔されず集中する時間のことだ。成功している人はこの時間をきっちり確保している。成果を向上させるための行動改善を支援する米スタートアップのThrive Global(スライブ・グローバル)創業者、アリアナ・ハフィントンは最も重要なタスクに集中できる、一切邪魔が入らない時間を1日のどこかに設けるようにしている。会議に出たり電子メールをチェックしたりしない時間を確保することで、ハフィントンは最優先事項を確実に前進させるようにしている。

ディープワークが機能するようにするには、徹底して邪魔が入らないようにすることだ。通知をオフにし、不要なタブを閉じ、対応不可であることをチームに周知する。1~2時間のディープワークでも、1日中複数のタスクをこなすより生産性は高くなる。だが、誰もあなたのためにディープワークを確保してくれない。

・健康と活力を優先する

金持ちで不健康というのはいただけない。一流の人は金を稼ぐのと同じくらい、健康管理が重要であることを知っている。彼らは運動や健康的な食事、十分な睡眠をとることを優先するが、それは活力の程度がパフォーマンスに直接影響することを理解しているからだ。米補正下着ブランドSpanx(スパンクス)の創業者、サラ・ブレイクリーはヨガやランニング、あるいは自宅での簡単なエクササイズなど、毎日必ず運動するように心がけている。活動的に過ごすことで一日中頭が冴え、活力あふれる状態を維持できるとブレイクリーは考えている。

プロのアスリートのようにトレーニングする必要はないが、運動は必要だ。体を良い状態に保てば、精神面でも健康でいられる。自分が生み出した成功の恩恵を実際に享受できるよう、活力と健康のレベルを高め、長く維持することだ。
次ページ > 反省し、調整する

翻訳=溝口慈子

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事