トランプコインのウェブサイトでは、この100ドル硬貨は1オンス(約28.3グラム)で「99.9%の銀」と説明されており、銀の市場価値である1オンスあたり31.50ドル(約4500円)よりもはるかに高い(ただし、真のコレクターズアイテムであることが証明されれば、その価格は理屈の上では上昇する可能性がある)。
トランプは米国時間9月21日にトゥルースソーシャル(SNS)上でこの銀貨を発表した。銀貨の片面にはトランプの横顔が、もう片面にはホワイトハウスと彼のサインが刻まれている。
銀貨の販売ページでは、この商品は「政治的なものではなく、いかなる政治キャンペーンとも無関係」であることが明記されている。さらに、トランプ本人やトランプ・オーガニゼーション、関連会社が販売しているものではないとも述べられている。
この銀貨は、トランプが暗号通貨トレーダーにアピールする試みの1つといわれている99ドル(約1万4200円)のNFTトレーディングカード第4弾に続くもので、約1カ月後にリリースされる予定だ、
トランプは2月にも、99ドルからスタートし、最高で1足399ドルもする高級スニーカーのラインを発表した。さらに3月には、チャートトップのヒット曲『God Bless the USA』を生み出したシンガーソングライター、リー・グリーンウッドとのパートナーシップの一環として、60ドル(約8700円)の聖書を推奨した。
トランプ陣営は、フォーブスのコメント要請には即座に応じなかった。