アゾフ旅団の基地に連行されたロシア人捕虜たちは、コーヒー、ソーセージ、パン、ワッフル、果物のごちそうにあずかったという。
バシリエビッチはインタビューで、自身がどのようにしてロシア軍に入隊し、故郷から遠く離れたウクライナで従軍することになったのかを説明している。モスクワの友人のバーで酒を飲んでいると、勧誘員がバンに乗ってやってきて、軍の契約書にサインするよう強要されたという。
彼らの受けた訓練は粗雑どころか、それ以上にひどいものだったらしい。「1〜10」の10段階での評価を求められた別の捕虜は「0だ」と即答している。
バシリエビッチが捕虜生活に複雑な感情を抱いているようなのも、こうした経緯があるからかもしれない。彼は母親ら家族に向けて「元気にしています。何も問題ない」とカメラの前で語っている。
(forbes.com 原文)