ただし、意図を持って投資し、よく調べた上で使うようにしなければ、（今はまだ）超富裕層の仲間入りをしていない人の人生を、お金が変えることはない。以下、すぐに起こせる変化のための行動を紹介する。
幸福のための支出とは？
どれだけお金を手に入れても、誰でもいずれは死ぬ。時間は限りあるリソースだ。その時間を買うため、そして体験を買うためにお金を使おう。人生をアップグレードするためにお金を使い、努力の成果を楽しむことだ。生を何度も繰り返せるだけの資金があったとしても、使える人生はたった一度。重要なのは、確実な行動だ。
お金を使うべき8つの対象
・サポートチーム
人生に喜びをもたらさないものを取り除くために、お金を使ってもいい。「首席補佐官」として、生活を快適にしてくれる人を誰か一人見つけ、ほかに必要になる人たちを探してもらおう。人を雇うなど、ぜいたくだと思うだろうか？ だが、例えばあなたの実質的な時給が1000ドルだとする。自分で洗濯をするのに毎週1時間を使っているとすれば、あなたは週に1000ドルを無駄にしていることになる。50ドルで洗濯を頼むのも、悪くはないかもしれない。
・人間関係
自分ひとりだけで財を成した「セルフメイド」の富豪は、実際にはほとんどいない。たとえあなたがすべての仕事を自分でこなしていても、それには周囲の多くの人たちが関わっている。両親や教師はあなたを育て、友人たちはあなたをサポートしたり、アドバイスをくれたりしただろう。そして、一緒に楽しい時間を過ごしてくれただろう。十分な収入を得られるようになったなら、そうした人たちに恩返しをしよう。
まずは、バーやレストランでその人の分も飲食代を支払うなど、小さなことから始めればいい。誰かのための支出は、必ず価値あるものとなる。
