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2024.10.07 11:00

現代人には「余白」が必要だ! セカンドホームが日本を元気にする

サブスクリプションや共同所有による会員制別荘サービスの展開で注目されるSANU(サヌ)が目指すストレスフルな現代社会への処方箋とは。

未上場株を組み込める投資信託の「ひふみクロスオーバーpro」をローンチした、レオス・キャピタルワークスのファンドマネージャー・松本凌佳と、SANU CEO福島弦が語り合った。




松本凌佳(以下、松本):コロナ禍で半ば強制的に生活様式が変わり、リモートワークが普及。そこに、生活の質をより高める選択肢として生まれたのが「ワーケーション」ですが、その潮流を調べるうちに、サブスクリプション方式で別荘(セカンドホーム)を提供する会社があるのだと知りました。これが私がSANUさんに注目するきっかけでした。

福島弦(以下、福島):現在は、21拠点116室を運営しており、2024年末までに全国30拠点200室に拡大を予定してます。そもそもこの事業を始めたきっかけは、自分が本当に欲しいサービスを作りたかったから。都市生活はそのままに、自然に囲まれた環境でも日常を送りたい。しかし、民泊では滞在クオリティに差があるし、別荘を購入するには意思決定が重すぎる。もっと軽やかに「自然のなかの暮らし」ができないか、と考えたのです。

これは私個人に限ったものではないと思っていて、人口過密、情報過多の時代に、都市を生きる人々は生理的な欲求として「自然に触れてゆっくりしたい」という心情があるはずです。

北欧では、住居とは別に、夏季休暇に過ごすための「サマーハウス」を持つことが普及しており、都会に住む人が自然のなかで暮らす考えが身近にあります。一方、日本人がイメージする別荘は、建物や敷地が大きい「富の象徴」。所有者の平均年齢は65歳と、世界的にも高いんです。

そんな敷居を低くして、働く世代、子育て世代にウェルビーイングなライフスタイルを提供できないか。日本にもサマーハウスのような自然へ気軽にアクセスできる文化を作りたいと、活動しています。
SANU CEO 福島弦

SANU CEO 福島弦

松本:「都市から逃げたいという悲鳴」と言うんでしょうか、私もたまに山へ逃避することがあるのですが(笑)、セカンドホームを建てる拠点は、どのように選んでいるのでしょうか。

福島:「自然が豊か」「繰り返し行ける」「地域が魅力的」の3つを基準としています。SANU 2nd Homeが提供するのは、あくまでも「ホーム」。ですので、気軽に何度も行けるよう、都市部からのアクセスを重視しています。

また、第二の家としてお使いいただくので、ホテルのような“おもてなし”はありません。レストランやカフェ、アートギャラリーなど、周辺地域の魅力的な事業者の方々によって、サービスが完結します。その地域に行きつけのお店ができれば、地域自体がホームになりますから。

地域住民の視点に立てば、定期的に同じ人がやってきて、お金を落とすことになる。これまでの観光の在り方とはまったく異なる形です。自然に触れたいという都市側のニーズと、深刻な人口流出に悩む地域側の課題、その両者をSANU 2nd Homeがつなぎ、安定した人流を生みだす新たな社会インフラになれたらと考えています。

人生に必要な「バリエーション」と「余白」

松本:実際に事業を始めてみて、当初の予想を超えた出来事はありますか?

福島:SANU 2nd Homeは、ユーザー1人あたり年間30泊ほど使われているのですが、長期滞在中に、自分自身を見つめる時間や、大切な人と過ごす時間をあらためて作ることで、人生を変えるインパクトが生まれるようですね。

例えば、結婚を決めた方がいました。国際結婚のカップルなのですが、お互い離れて暮らすなかで、定期的に山中湖のSANU 2nd Homeに通い、人生プランをゆっくり話し合ったそうです。そのほか、転職を決断された方や、離婚を選ばれた方も。

世の中に便利なサービスはあふれていますが、人生には「余白」が大事なのだと実感しました。

松本:つながり過ぎる時代だからこそ、オフラインという余白にも価値が生まれるのかもしれませんね。私たちも、最近は1日に何社もリモート面談を入れるようになったのですが、だからこそ、実際に脚を運ぶことで得られる情報に、大きな価値を感じることがあります。

例えば、新たに会社訪問をするとき、最寄り駅からその会社までの道のりを何パターンか試してみます。清々しい気持ちで会社にたどり着ける会社には「どこに社屋を構えたら、社員が気持ちよく働けるだろうか」という視点がある。こうした情報は、オフラインでないと得られません。もともと私自身、知らない道を選んで散歩するのが好きなのもあるのですが(笑)。
レオス・キャピタルワークス ファンドマネージャー 松本凌佳

レオス・キャピタルワークス ファンドマネージャー 松本凌佳

福島:面白いですね。今年の芥川賞を受賞した小説『バリ山行』(松永K三蔵)を思い出しました。通常の登山道ではない道を登る「バリエーションルート」がテーマになっているんです。藪をかき分けながら山道を行く、その経験によって主人公は人生の何か、まさに「余白」の大切さに気づくようなところもあって。

今や、グーグルで検索すれば最短ルートのマップが出ますし、アマゾンを見ると、アルゴリズムで読むべき本を薦められる時代です。それは既に道を決められた状態であり、平たく言えば、自由を失っているとも言えます。自分らしい道を、自分自身で選択するためにも、やはり「余白」が必要なのではないでしょうか。

未上場の時点から投資信託の形でお客様とつながれる

松本:SANUという会社が、この先どのような道を切り拓くのか、とても期待しています。今後の展望についてもお聞かせください。

福島:SANUは「Live with Nature」、つまり、自然と共に生きる社会を創造することを、ビジョンとして掲げています。その本質を考えたとき最も重要なのは、この都市化する社会の中で、自然に触れる子どもたちを増やすことだと考えています。

自然を愛する子どもたちが増えれば、20年後や30年後に、何らかのアクションを起こしてくれるはず。セカンドホームは、その手段のひとつにすぎません。このビジョンのもと、さらに事業を広げていき、最終的には「SANUのおかげで、地球がちょっといい方向に動いたね」と言われるような企業を目指しています。

松本:SANUさんのような、魅力的なスタートアップへの投資機会を作るのも私たちの仕事です。当社が開発した「ひふみクロスオーバーpro」は、上場株とあわせて、スタートアップなどの未上場株を組み込んだ、クロスオーバー投資を行うファンドです。

未上場企業が上場するタイミングで直面する「死の谷」といった壁へのソリューションとして、上場後も株主として関与し、さらなる成長を応援したいです。

福島:ブランドビジネスである私たちにとって、上場は重要な資金調達手段のひとつです。とはいえ、「上場ゴール」のような考えは1ミリも持ち合わせていません。上場後も事業を継続していくためには、やはり上場前から私たちを応援してくださる方の力が必要です。その意味でも、未上場の時点から投資信託の形でお客様とつながれるのは、とても心強いですね。

松本:ありがとうございます。このファンドに投資されるお客様は、「より良い未来を描ける会社に投資したい」という方が多いと思います。そうした方々の資産をお預かりして、実際に未上場企業に投資することに価値がありますし、私たちが投資をすることで、他の投資家が注目するきっかけとなることを期待しています。

まつもと・りょうが◎株式戦略部 ファンドマネージャー。2022年、東京大学経済学部経済学科卒業後、新卒でレオス・キャピタルワークス入社。2022年6月より、株式戦略部で企業調査に従事。

ふくしま・げん◎株式会社Sanu CEO。東京大学卒業後、2010年McKinsey & Company入社。日本、アジア、北米、中東にて、グローバル企業の戦略立案、政府関連プロジェクト、特にクリーンエネルギー事業に従事。2015年、プロラグビーチーム「Sunwolves」創業メンバーを経て、ラグビーワールドカップ2019日本大会の運営に参画。2019年、人と自然が共生する社会の実現を目指したライフブランドとして、本間貴裕と共に「SANU」を設立。北海道札幌市出身。



投資信託にかかるリスクについて

価格変動リスク:国内外の株式や公社債を実質的な主要投資対象とする場合、⼀般に株式の価格は個々の企業の活動や業績、市場・経済の状況等を反映して変動し、また、公社債の価格は発⾏体の信⽤⼒の変動、市場⾦利の変動等を受けて変動するため、その影響を受け損失を被るリスクがあります。

流動性リスク:有価証券等を売却あるいは取得しようとする際に、市場に⼗分な需要や供給がない場合や取引規制等により⼗分な流動性のもとでの取引が⾏なえない、あるいは不利な条件で取引を強いられたり、または取引が不可能となる場合があります。これにより、当該有価証券等を期待する価格で売却あるいは取得できない可能性があり、この場合、不測の損失を被るリスクがあります。

信用リスク:有価証券等の発行者や有価証券の貸付け等における取引先等の経営・財務状況が悪化した場合またはそれが予想される場合もしくはこれらに関する外部評価の悪化があった場合等に、当該有価証券等の価格が下落することやその価値がなくなること、または利払いや償還金の支払いが滞る等の債務が不履行となるおそれがあります。投資した企業等にこのような重大な危機が生じた場合には、大きな損失が生じるリスクがあります。

為替変動リスク:外貨建資産を組み入れた場合、当該通貨と円との為替変動の影響を受け、損失が生じることがあります。

カントリーリスク(エマージング市場に関わるリスク):当該国・地域の政治・経済情勢や株式を発行している企業の業績、市場の需給等、さまざまな要因を反映して、有価証券等の価格が大きく変動するリスクがあります。エマージング市場(新興国市場)への投資においては、政治・経済的不確実性、決済システム等市場インフラの未発達、情報開示制度や監督当局による法制度の未整備、為替レートの大きな変動、外国への送金規制等の状況によって有価証券等の価格変動が大きくなる場合があります。

未上場株式等への投資に関するリスク:当ファンドは、投資事業有限責任組合を通じて実質的に未上場株式等に投資を行なうため、他の金融商品を組み入れた投資信託と比較して、加えて、主に以下のリスクがあります。これらのリスクにより、基準価額が大きく下落し、損失を被るリスクがあります。

・当ファンドが実質的に投資する未上場株式等は、各銘柄の価格が各企業の個別要因や イベント(デフォルト、上場、M&A等)によって大きく変動し、上場企業の株式とは値動きの方向性や変動率が大きく異なる場合があるため、評価額が大きく変動し、その影響を受け損失を被るリスクがあります。

・当ファンドが実質的に投資する未上場株式等は流動性が著しく乏しいため、売却時に不利な価格での取引をせざるを得なくなるなど、流動性リスクおよび各種リスクの影響が大きくなる可能性があります。

・未上場株式等の評価額については、その時点で入手できる情報に基づいた公正価値の見積りであり、日々の投資信託の基準価額算出においては、影響を受ける可能性のある 重要な事象を完全かつ正確に反映することが困難となります。

したがって、お客様(受益者)の投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)の「投資リスク」をご覧ください。


「ひふみクロスオーバーpro」にかかる費用について

■お客様に直接的にご負担いただく費用:

購入時手数料:申込金額に対する手数料率は3.30%(税抜3.00%)を上限として、販売会社が定める料率とします。購入時の商品説明または商品情報の提供、投資情報の提供、取引執行等の対価として販売会社にお支払いいただきます。「自動けいぞく投資コース」において、収益分配金を再投資する場合は無手数料です。なお、お取り扱い可能なコースおよびコース名については販売会社によって異なる場合がありますので、販売会社にお問い合わせください。

換金時手数料・信託財産留保額:ありません。

■お客様に間接的にご負担いただく費用:

運用管理費用(信託報酬):信託財産の純資産総額に対して年率1.650%(税抜年率1.500%)を乗じて得た額。信託報酬とは、投資信託の運用・管理にかかる費用のことです。日々計算されて、投資信託の基準価額に反映されます。なお、毎計算期間の最初の6ヵ月終了日および毎計算期末または信託終了のとき「ひふみクロスオーバーpro」の信託財産から支払われます。

その他費用・手数料:組入有価証券の売買の際に発生する売買委託手数料(それにかかる消費税等)、先物取引・オプション取引等に要する費用、外貨建資産の保管等に要する費用、租税、信託事務の処理に要する諸費用、監査法人等に支払うファンドの監査に係る費用(監査費用)およびそれにかかる消費税等、受託会社の立て替えた立替金の利息など。 監査費用は日々計算されて、毎計算期末または信託終了のとき、その他の費用等はその都度ファンドから支払われます。これらの費用は、運用状況等により変動するものであり、予めその金額や上限額、計算方法等を具体的に記載することはできません。

レオス・キャピタルワークス株式会社

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1151号

一般社団法人投資信託協会会員・一般社団法人日本投資顧問業協会会員

promoted by レオス・キャピタルワークス / text by 井上マサキ/ photograph by 小野奈那子/ edited by 杉山大祐(ノオト)