それによると、仕事が続かない理由として「人間関係でつまずく」がダントツトップ。続いて「仕事に飽きる・ほかのことがしたくなる」「仕事内容があっていない」と続いている。
人間関係でつまずくという人のコメントとしては「人に話しかけるのが苦手なので、人間関係を築けない」「職場の人間関係がストレスになって、職場に行きたくなくなってしまう」など、うまくコミュニケーションが取れず、新しい職場で思うように働けなくなり、職場に居づらくなってしまうという負のスパイラルに陥っている人が多いようだ。
仕事に飽きる・ほかのことがしたくなるという人は「非正規雇用のため、辞めたり始めたりのハードルが低く、続けるよりも新しい環境に移りたい気持ちに傾きがち」「同じことの繰り返しに飽きてしまう。毎日同じ人と顔を合わせることに息がつまる」など、ルーチンワークに飽きたり、慣れると違う仕事がしたくなるという、隣の芝生は青く見えるという人が多いのかもしれない。
転職や退職の頻度としては、「3年に1回」が24.2%でもっとも多く、「1年に1回超」が22.5%、「2年に1回」が17.5%と続いている。3年に1回が多いのは派遣社員で定期的に職場が変わるという人も含まれているためで、そうなると「1年に1回超」という人の割合はかなり多く感じる。
仕事が続かないことについての相談相手を問うたところ、「誰も相談していない」がトップ。「家族・配偶者」「友人・恋人」と続いている。特に仕事が続かないことを悩んでいないという人も多く、仕事が続かないことに問題を感じていない人もいるようだ。
一方で仕事が続かない人が改善したいこととしては「対人スキルの低さ」がダントツトップ。「ストレスマネジメント能力の低さ」「仕事のスキル」と続いている。全体的にコミュニケーション能力が低いことから、仕事がつまづきやすくストレスも抱えやすい傾向にあり、いかにうまく人と関われるかが、仕事が長続きするポイントと言えそうだ。筆者も対人スキルは高いとは言い難いので、対人スキルを上げる方法があれば教えてほしいほどだ。
出典:R&G「仕事が続かない理由に関する意識調査」より