職能開発を利用する
職能開発は、履歴書の空白期間を克服するための重要な要素だ。正式な教育であれ、オンライン講座であれ、各種の資格取得であれ、継続的な学習は、専門分野への注力と、業界トレンドの先頭に立ちたいという意欲を示すものになる。空白期間に取得できた関連資格や講座、特に自分の目指す役職に沿ったものがあるなら、履歴書に直接書きこもう。これは、空白を埋めるだけでなく、あなたの適格性を高めてもくれる。
また、その時期に行った講演、公開された論文、参加した会議に言及すれば、キャリアが中断しているあいだも、業界に活発に関与していたことを伝えられるはずだ。
面接では、自信をもって空白期間について話す
面接の場では、自信をもって、履歴書の空白期間に触れることが欠かせない。ここでカギを握るのが準備だ。職歴に関する質問を予想し、明快で簡潔な答えを準備しておこう。空白期間から生まれた良い結果を強調するような答えを組み立てるといい。
例えば、家族の世話をするために休みをとっていたのなら、時間管理や危機対応など、その時期に磨いたスキルを話すといい。そうしたスキルは、上級幹部職では貴重なものだ。
この点を肝に銘じておこう。ここでの目標は、そうした体験のおかげで自分が強くなり、より柔軟なリーダーになったという方向へと、会話を進めることにある。
自信を持って語ることで、新たな活力と視点を携えてリーダーの立場に戻る準備ができている、と雇用主を納得させられるはずだ。
ここで挙げたような戦略をとれば、履歴書の空白期間をめぐって生じるかもしれない懸念を引っくり返し、上級管理職としての成長と適応力を示すチャンスに変えることができる。
アプローチさえ間違えなければ、あなたのリーダーとしての全体的な能力に貢献する貴重な体験として、空白期間を説明できるはずだ。
(forbes.com 原文)