「キースロットに差し込まないと電気が使えない」が増えている
ドアを開けたら、部屋のドア付近にある通電ボックスにカードを挿し込まないと電気が点かないというシステムのホテルは最近多いです。運転免許証サイズで統一してあるキーがほとんどなので、他のカードを差し込めば外出中でもエアコンや充電も使える裏技はもう有名です。
キーホルダータイプも割り箸を挿せば大丈夫だったりします。
ただ、これをやられるとホテルとしてはイタいんですよね。外出中の電力を抑えて経費節減するのが目的です。大抵これをやる人はテレビも照明も点けっぱなしですから。
ここは大いに協力して頂きたいです。
セキュリティは大丈夫なの?
カードキーって安全性は大丈夫なの? スキミングとかされてマスターキーやスペアキーとか作られちゃうんじゃないの?とか考えちゃいますよね。すごく昔の技術のものには心配はあったようです。だだし、相当の知識と苦労を伴ってやっとという感じらしいので、リスクとメリットを考えるとやる人はいないのではないかと思います。最新のものはその点もかなり強固になっているようなので、怯えながら泊まる必要はまったくないかと思います。
よく考えてみて下さい。電子的なものをすごく心配する人はいますが、それならシリンダーキーを複製して合い鍵を作り、悪用するほうがよっぽど簡単です。
むしろ落とした、紛失した場合は、ルームナンバーが書いていないカードのほうが安心です。
ホテルの初期費用は高い!
旅館については目的が違うので別ですが、ビジネスホテルは今後、無人フロントや自動精算システムなんてことも考えられます。その時にカードキーと連動したシステムになっていくことは十分想像できます。エレベーターに連動することで、押し間違えによる時間ロスを無くす使い方も考えられています。
しかし、これから新規オープンする宿はみなカードキーやタッチキー方式になっていくのかというとそうは言い切れません。便利といっても初期投資にはお金が掛かります。
カードキー方式のシステムにいくらくらい掛かるのか? 例えば100室のホテルでざっと800万円です。もちろん導入後の鍵の単価や従業員の負担減も考えないといけませんが、けして安いとは言えません。