直近の攻撃は今週、ウクライナ東部ドネツク市南西部のペトロウシキー地区郊外の野外射撃練習場であったもようだ。前線からは25kmほどしか離れていない。
攻撃後の現場の様子とされる映像では、ロシア軍人少なくとも十数人の遺体が横たわり、破壊された車両も見える。ウクライナ軍のロケット弾、おそらくM142高機動ロケット砲システム(HIMARS)から発射されたGPS(全地球測位システム)誘導のM30が、訓練中のロシア兵らの上空で炸裂したことが強く示唆される。
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— WarTranslated (Dmitri) (@wartranslated) September 17, 2024
Reportedly, this is a result of a cluster munition strike on a Russian training ground in Donetsk Oblast. pic.twitter.com/wEgMwcEmil
ウクライナ軍はこの間、南部と北東部でもそれぞれ1回、ロシア軍部隊が集合しているところをロケット砲で攻撃し、訓練兵ら少なくとも計150人を殺害している。
Seems like 🇺🇦did another ATACMS strike near Kuban, Luhansk.
Action starts at 03:50. A dud and 3 hits within a minute. pic.twitter.com/aGP4cWKY07 — JB Schneider (@JohnB_Schneider) May 1, 2024
ワシントンD.C.にあるシンクタンク、新アメリカ安全保障センター(CNAS)のシニアフェロー、ステイシー・ペティジョンは、ウクライナの戦場ではドローンが常にあちこちを飛び回っているために「兵力の集中が困難になっている」と指摘している。集合した部隊は、誘導ロケット弾で壊滅的な被害を受ける危険がつきまとうことになる。