リーダーシップ

2024.09.22 08:00

危機にあっても信頼される「リーダーらしさ」を育むには

Getty Images

4. 真正性によって信頼関係を深める

自分の感情を偽ることなくコントロールしているリーダーは、チームとの信頼関係を深めることができる。リーダーが落ち着いて誠実に対応することで、チームメンバーは、リーダーがうわべだけの人物ではないと安心する。こうした信頼は、プレッシャーの大きい状況において極めて重要だ。真正性と情緒的安定が、チームメンバーに心理的安全性をもたらすからだ。
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信頼は、リーダーシップ・プレゼンスの核心だ。人々がリーダーを信頼し、情緒的に安定していると確信していれば、困難に直面してもリーダーに従い、支えようとする可能性が高くなる。

5. 自己認識を通じて自信を示す

真の存在感には自己認識が求められる。自己認識は、感情的な反応をコントロールする鍵となる。自分自身を理解しているリーダー、つまり感情のトリガー、強さ、弱さを認識しているリーダーは、プレッシャーのある状況で反応をコントロールする能力に長けている。こうした自己認識により、感情のトリガーが脅威となるような状況下でも、爆発や過剰反応を抑えることができる。

自己をよく理解している真のリーダーは、静かな自信によって存在感を示す。この自信は内面から湧き出たものであり、自分は何者なのかという理解に根差している。自己認識は、強固で安定したリーダーシップの力を醸成する。

存在感の力

存在感のある真のリーダーは、信頼、尊敬、称賛を集める。

リーダーシップ・プレゼンスとは、単なるその瞬間におけるリーダーの姿ではなく、その人の本質を反映している。真正性を保ちながら感情的な反応をコントロールする能力が、深い意味でリーダーの存在感を高める。
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感情のコントロールと真正性のバランスを取ることで、リーダーは、自分の目的や部下とのつながりを保ちながら、プレッシャーにさらされても平静さを保てる。この組み合わせにより、リーダーは権威と人間味を兼ね備えた存在感を放つことができる。

forbes.com 原文

翻訳=米井香織/ガリレオ

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