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2024.09.18 12:30

誕生から10年、最新Apple Watch Series 10は使いやすさ「底上げ」

スマートウォッチの画面はパソコンでキータイピングをしながら、または歩いたり電車のつり革などに捕まりながら、少し斜めの角度からのぞき込むことがよくある。Wide-angle OLEDはスマートウォッチの現実に即した使い方を想定して、画面を斜めから見た時にも正確な明るさや色合いを再現する。斜め60度の角度からのぞき込むと、Seires 10はSeries 9よりも最大40パーセントも画面の明るさが増して見える。

Series 10のディスプレイはLTPO(低温多結晶酸化物)方式の最新技術により、スタンバイ時の電源効率がアップした。画面の書き換え速度(リフレッシュレート)を従来の1分に1回から1秒に1回に高速化しながら電力の消費は少なく抑える。

実用的なメリットは、新しい文字盤の「リフレクション」「フラックス」を選ぶと、常時表示の画面がスタンバイモードに切り替わった時にも「秒針」が表示できるところに表れる。

新しい文字盤の「リフレクション」スタンバイモード時にも秒針が表示される

新しい文字盤の「リフレクション」スタンバイモード時にも秒針が表示される

充電の手間が軽減、公称どおりの時間でチャージ

スマートウォッチのペインポイントは「充電の手間」だと言われてきたが、最近はApple Watchやライバルのスマートウォッチもかなりスタミナ性能を上げてきた。

Apple Watch Series 10はいくつも新しい機能を追加しながら、アップルが独自に設計したApple S10 SiPチップが駆動時に消費する電力を低く抑えるように賢く制御する。

公称スペックでは通常使用で最大18時間、低電力モードを使うと最大36時間のバッテリー持ちが可能とされている。筆者は約1週間にSeries 10を試用してきた。就寝前に満充電にしたバッテリーは、起床してから夜にまた充電器にセットするまで20%前後の残量をキープしてくれる。

Series 10は付属する専用充電ケーブルと、アップルのUSB-C電源アダプタ、または5W以上のUSB-PDに対応する他社製のUSB-C電源アダプタによる高速充電に対応する。

専用充電器による高速充電のスピードがさらに速くなった

専用充電器による高速充電のスピードがさらに速くなった

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編集=安井克至

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