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2024.09.18 12:30

誕生から10年、最新Apple Watch Series 10は使いやすさ「底上げ」

艶やかな光沢が魅力のアルミニウム「ジェットブラック」

アルミニウムケースのモデルには新色の「ジェットブラック」がある。これまでApple Watchのアルミニウムケースはマットな質感だった。ジェットブラックはアルミニウムケースをナノ粒子で研磨した後に、30段階の酸化皮膜処理を施して艶やかな光沢感を持たせた。ほかのローズゴールド、シルバーとはひと味違う高級感がある。今シーズン一番の人気を獲得しそうだ。

アルミニウムケースに新色の「ジェットブラック」が登場。右側がSeries 9のアルミニウムケースの「ミッドナイト」光沢感の違いがよくわかる

アルミニウムケースに新色の「ジェットブラック」が登場。右側がSeries 9のアルミニウムケースの「ミッドナイト」光沢感の違いがよくわかる

Series 10にはステンレススチールのケースがない。代わりにジュエリーのようにまぶしく輝くチタニウムケースの3色を加えた。チタニウムのケースはステンレススチールよりも20%ほど軽い。

デザインの細部に注目すると、従来セルラーモデルの目印としてきたDigital Crownの赤いリングが廃止されている。全体に色彩が統一されたデザインは好感が持てる。

明るくなったディスプレイ。スタンバイ時に秒針も表示

Series 10はRetinaディスプレイの表示エリアが拡大した。46ミリケースのモデルは、45ミリのSeries 9よりも約7%、49ミリケースのApple Watch Ultraと比べて3%ほどアクティブ表示領域が広い。

さらにSeries 10にはソフトウェアキーボードがある。画面が拡大する分、わずかながらキーボードのサイズも大きくなる。メールやメッセージへの簡単な返信がApple Watchから直接返せるので便利だ。

画面が広くなったことでソフトウェアキーボードが打ちやすい

画面が広くなったことでソフトウェアキーボードが打ちやすい

Series 10はアップルが独自に開発した広視野角のOLEDディスプレイ(Wide-angle OLED)を、Apple Watchシリーズに初めて搭載したモデルだ。
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編集=安井克至

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