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ファッション

2024.09.22 11:15

メガネの購入場所、4割強の人が均一プライス専門店

GettyImages

最近は、目が悪いとコンタクトにしたり、視力回復手術の技術発達により受ける人も多く、メガネ姿の人を見かける機会も減ってきている。とはいえ、ファッションとしてメガネを掛けたり、ブルーライトカットレンズの入ったメガネや老眼鏡など、一時的に利用するために購入する人も少なくない。そんな「メガネの使用」に関する調査を定期的に行っているマイボイスコムが2024年の調査結果を公開している。

調査対象の9354人のうち、度の有無に関わらずメガネを所有している人84%。所有数としては1個は23.4%、2個は26.7%だった。

また、持っている眼鏡の機能・性能について「ブルーライトカット」がメガネ所有者の28.9%、「手元用・老眼鏡」が23.2%、「紫外線カット」が21.9%と続いている。ブルーライトカットは、過去の調査から右肩上がりで推移しており、昔に比べてスマホを中心とした画面を見る時間が増えてきており、目の疲れを感じている人が増えているのかもしれない。

メガネを選ぶ重視点としては、「価格」「フレームの色・デザイン」がメガネ所有者の60%の人が回答。「掛け心地」が47.9%、「重さ」が30.9%と続いている。

メガネを購入する場所としては、「均一ブライスのメガネ専門店の店頭」が43.7%でトップ。「メガネ専門店の店頭」が37.2%となっているが、前者は右肩上がり、後者は右肩下がりで、メガネを選ぶ重視点の価格ともつながる。特に若年層は「均一ブライスのメガネ専門店の店頭」での購入が高く、メガネ専門店の店頭で購入する人は70代がもっとも高いという結果となった。

また、「オンラインショップでの購入」も現状は3.9%と低い割合だが、右肩上がりに推移しており、今後も伸びるものと思われる。

筆者も最近メガネを購入したが、昔は「メガネ専門店の店頭」で購入していたものの、今は「均一ブライスのメガネ専門店の店頭」だ。価格も安く、その割にはフレームの種類も豊富で、半年は再度無料でレンズ交換できるなど、やっぱ度が合わないといった時の安心感もある。また、価格が安いためレンズ交換するならフレームごと変えても価格が変わらず、その時々の流行りに合わせて手軽に買い替えられるというのも、利用者が増えている理由だろう。

鯖江のフレームなどのようなブランドや品質ももちろん重要だが、若年層の心を動かす施策を打たないと「メガネ専門店の店頭」を選ぶ人はますます減っていくかもしれない。

出典:マイボイスコム「眼鏡の使用に関する調査(第5回)」より

文=飯島範久

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