2024年6月、ブルームバーグのマーク・ガーマンはiOS 18について「実際、エンジニアの中には、iOS史上最大の刷新だと評価している人もいる」と述べている。
すばらしい。そして、もし契約期間中であったり、他の理由でiPhone 16シリーズに機種変更できなくても、運が良ければなんとかなるかもしれない。互換性のあるモデルは、2018年に発売されたiPhone XSやiPhone XRまでさかのぼる。以下が対応モデルのリストだ。
・iPhone XS/XS Max/XR
・iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max
・iPhone 12 mini/12/12 Pro/Pro Max
・iPhone 13 mini/13/13 Pro/13 Pro Max
・iPhone 14/14 Plus/14 Pro/14 Pro Max
・iPhone 15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Max
・iPhone SE 第2世代/第3世代
このリストに見覚えがあるかもしれない。それもそのはず、iOS 17に対応していた機種と同じだからだ。今回は何もリストから外れていない。つまり、iPhoneがiOS 17を動作させることができれば、iOS 18でも問題なく動作する。
しかし通常、新しいソフトウェアリリースでは、一部の機能が古い機種に提供されないことがあるが、今回の大きな違いは「Apple Intelligence」だ。
ご存知のように、これはアップルのAI技術であり、CEOのティム・クックが最近のイベントで述べたように「人々の生活を変える」ことを目指していたものだ。文章作成の支援や、即時に生成される画像や絵文字、さらに強化されたSiriなどが含まれる。
しかし、iPhone 16シリーズ以外で「Apple Intelligence」を使えるのは、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxだけとなる。
とはいえ、Apple Intelligence以外にもiOS 18には魅力が多い。カスタマイズ性の向上、例えばボイスメモのリアルタイム文字起こし(学生が講義で使うには最適だ)、Androidユーザーとのメッセージ互換性の向上、便利なパスワード管理アプリなど、さまざまな新機能がある。それだけでも十分だと感じるかもしれない。どうしても「Apple Intelligence」を使いたいのに、iPhone 15 ProやPro Maxを持っていない場合には、iPhone 16シリーズへのアップグレードを行なう必要がある。
(forbes.com 原文)