──より幅広い意味でのアートコミュニティ、そして一般の人々がストリートアートに対して持っている認識に、「We Are Here」展はどのような影響を与えると思われますか?
パリ市庁舎で開催されたストリートアート展「Capitale(s) 」やグラン・パレで行われた「Loading」、リベラシオン紙の本社があった建物を会場にしたインベーダー(Invader)の大規模な個展など、ここ数年に行われてきた数多くのイベントが証明しているとおり、ストリートアートに対する関心は高まっています。プティ・パレでの展覧会は、それを確認するものとなりました。
「We Are Here」は、ストリートアートと美術館のコレクションの間の力強い対話を生み出す新たな一歩となっています。プティ・パレのコレクションだけでは呼び込むことができなかったと考えられる層の来場者も多いはずです。
視点を交差させ、驚きと発見を促し、プティ・パレが現代的な創作に対して開かれていることを示し、芸術への自由なアクセスを提供することが、私たちの方針における重要な原則です。この展覧会は、私たちが共有するこの約束の一部をなすものであり、一般の人々にとっての大きな成功にもなると確信しています。
「We Are Here」展は、11月17日まで開催。文中に紹介したほか、クレオン・ ピーターソン(Cleon Peterson)、ディ フェイス(D*Face)、ハッシュ(Hush)、スウーン(Swoon)、ヴィルズ(Vhils)、インティ(Inti)、アド・フューエル(Add Fuel)などが出品している。
(forbes.com 原文)