そんなマイナ保険証について、しゅふJOB総研が仕事と家庭を両立する主婦・主夫層にアンケート調査を実施。結果を公開している。
まず、マイナンバーカードを持っているかの問いに、79.0%の人が「持っている」と回答。
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マイナンバーカードを健康保険証として利用しているかの問いには、「利用している」が19.8%と2割留まった。「利用しておらず、今後も利用しない」が23.8%もおり、「利用していないが今後利用したい」の17.9%を上回っている。
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マイナンバーカードを所有している人に絞ってみると、「利用しておらず、今後も利用しない」が17.5%と「利用していないが今後利用したい」の21.4%が逆転するが、「利用しておらず、今後利用するか未定」とまだ流動的な人たちが36.1%もおり、積極的に利用していこうという風潮とは言えない。
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マイナ保険証になることに賛成かとの問いには、「賛成」はわずか13.3%。反対が45.0%で反発がまだまだ多い。
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マイナンバーカードの活用範囲として広げてほしいものとしても、「ない」が34.5%でダントツ。「資格の証明書として利用」が17.6%、「自動車などの運転免許証(マイナ免許証)として利用」が16.7%と続いている。マイナ免許証は2025年3月から導入されるが、今後もさまざまなものが統合される可能性は高い。
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回答者のコメントとしては、「公的なことに全て紐付けてほしい」「公的なことに全て紐付けてほしい」と積極的な人、「カード一枚に情報がつまりすぎているため、できれば持ち歩きたくない」「活用範囲が広がり便利になると嬉しいが、セキュリティの面が心配になる」とセキュリティ的に心配する声。「あらゆるデータを国が管理しすぎていて怖い」「マイナンバーカードを使いたい人と使いたくない人で分けてほしい。強制なのがなんか嫌」と不信感を募らせる人などさまざま。
スマホにカードを搭載できるようになれば、筆者は非常に便利になると思っているが、現状はAndroidスマホのみで、iPhoneには対応していない。2025年の春以降あたりに対応する予定なので、対応されればより扱いやすくなるはずだ。
マイナ保険証にすれば、いろいろと情報が紐づけられるため、就職や転職、引越し後も保険証の新規発行は不要になる。マイナ免許証も引っ越しして自治体に申請するだけで、警察署への申請は不要にでき、講習動画をマイナポータルで見るだけで済むようになる。政府としては、利便性と信頼性をアピールして、スムーズな移行を実現してほしい。
出典:しゅふJOB総研「マイナ保険証に関するアンケート調査」より