このラウンドに参加した他の投資家には、韓国最大の暗号資産取引所Upbit(アップビット)を運営するDunamu(ドゥナム)などへの出資で知られるベンチャーキャピタルのXquaredや、人工知能(AI)関連のスタートアップ、Upstage(アップステージ)に出資するPrimer Sazzeらが含まれていた。エピソーデンは、このラウンドにおける同社の評価額を公開していない。
2021年に設立されたエピソーデンは、英会話を学びたい人とネイティブスピーカーや英語の中上級者をつなぎ、1対1でビデオチャットを行えるサービスを提供している。このサービスは、165カ国の20万人以上のユーザーに利用されていると同社は述べている。エピソーデンは、現状で収益を上げていないが、来年には課金サービスや広告事業を開始する可能性がある。
クーパンの広報担当者は、エピソーデンへの出資について、「当社は、高い潜在能力を持つスタートアップへの支援を通じて、顧客中心のカルチャーを共有し、彼らがグローバル企業へと成長するための手助けを行っている」と語った。
エピソーデンの創業者でCEOのヤン・ヒョンモは、「クーパンは常に顧客の満足度を重視する企業で、顧客を喜ばせたいと考えている。私たちもその理念を共有している」と語った。
ヤンによれば、エピソーデンは安全性を重視したプラットフォームであり、チャットの参加者は事前に同社のスタッフによってコミュニティガイドラインに合致しているかをチェックされる。同社のガイドラインには、服装や英語の能力に関する規則が含まれており、不適切な服装のユーザーや、英語のレベルが基準に満たないユーザーは参加を拒否される。「私は基準を満たすユーザーのみがサービスを利用することを望んでいる」とヤンは語った。
エピソーデンのユーザーは、ビデオチャットを通じて信頼関係を築き、対面で会って話をする場合もあるという。「私たちのサービスは、単なる英語学習のプラットフォームを超える、新しいタイプのソーシャルメディアになれると考えている」とヤンは語った。
(forbes.com 原文)