健康

2024.09.17 11:45

プロテイン腹痛対策の強い味方「ケストース」

Getty image

健康や美容の目的でプロテインを摂取する人は多いが、プロテインを飲むとお腹が痛くなったりオナラが臭くなるという話をよく聞く。消化しきれなかったタンパク質が腸内の悪玉菌を増やしてしまうためだ。そこをよく理解してオリゴ糖を同時に摂取する人も多い。だがプロテイン愛好家にはある強力な味方がいることは、あまり知られていない。

機能性食品や医療用素材などの製造販売を行う物産フードサイエンスは、普段からプロテインを摂取している20代から60代の男女1001人を対象にプロテインと腸活に関するアンケート調査を行ったところ、およそ4割の人がプロテインでお腹の調子が悪くなる経験をしていた。摂取頻度は毎日という人がもっとも多いが、2〜3日に1回、1週間に1回程度という人も比較的多く、毎日でなくてもお腹を壊してしまう人がいる。

原因はタンパク質の過剰摂取だと知っている人はほぼ7割で、腸内環境を整えるためにオリゴ糖を同時に摂っている人は約3割と、なかなか意識は高い。オリゴ糖にもいろいろな種類があり、プロテイン愛好家の支持が高いのがフラクトオリゴ糖とガラクトオリゴ糖だ。通常、オリゴ糖は腸内の善玉菌の餌となって善玉菌を増やすとされている。難消化性で胃や小腸では吸収されず腸に届くので、糖質ではあるが血糖値の上昇にはほとんど影響しないという嬉しい利点もある。ところが、プロテイン愛好家でオリゴ糖を摂取している人たちでも6割以上が知らなかった強力なオリゴ糖がある。「ケストース」だ。

ケストースは、スクロースに1分子のフルクトースが結合した三糖のオリゴ糖。カボチャ、アスパラガス、タマネギ、ライ麦などにわずかながら含まれる。その最大の特徴は、悪玉菌の活動を抑制すること、幅広い有用菌に作用すること、そしてタンパク質との相乗効果でビフィズス菌を大幅に増殖させることだ。

物産フードサイエンスが行ったマウスの実験では、ケストースを与えたマウスは、与えなかったものと比較して8週間後には乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸産生菌が大きく増えていた。また、高タンパク質の餌とケストースを同時に与えたマウスは、標準食とケストースを与えたものと比較して、ビフィズス菌の増加率が顕著に高かった。

さらにケストースには、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、インスリン抵抗性、潰瘍性大腸炎の改善、食物アレルギーの耐性化サポートなどの機能が報告されているというオマケ付きだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事