欧州

2024.09.10 10:30

英キャサリン妃、がんの化学療法終了を発表 「全快への道のり長い」

Visionhaus/Getty Images

がんを公表していたウィリアム英皇太子の妻キャサリン妃(42)は9日、化学療法を終え、徐々に公務に復帰する予定であることをX(旧ツイッター)で明らかにした

キャサリン妃は今年1月に腹部の手術を受けた。術後にがんが見つかり、「予防的な化学療法」を受けていると3月に公表。6月には回復に向けて「順調に進んでいる」と語っていた。がんの種類は明らかにしていない。

Xに投稿した動画の中で、キャサリン妃は「回復の新たな段階」に入りつつあり、今後数カ月で「数回、公務を行う」予定だと明らかにした。「完治のためにできることをする」「治癒と全快への道のりは長い」とも話した。

また、家族にとって「この9カ月は信じられないほど辛いものだった」と振り返り、「がんと向き合って過ごすことはみんなにとって、特に身近な人にとって複雑で恐ろしく、予測不可能なもの」と語った。

英BBCテレビが報じたところによると、キャサリン妃の年内の公務は軽めになり、11月の戦没者追悼記念日の行事や毎年恒例のクリスマス・キャロルのコンサートなどが考えられるという。キャサリン妃はがんであることを公表してからは、6月にチャールズ国王(75)の誕生日を祝う行事に参加し、翌月にはテニスのウィンブルドン選手権にも姿を見せた。

英王室は1月にキャサリン妃が「予定していた腹部手術」のために入院したと発表。術後、キャサリン妃は退院して自宅療養に入ったが、その後、検査でがんが見つかったと明らかにした。

がんを公表する前、数週間にわたってキャサリン妃の健康状態についての憶測や公務欠席をめぐる根拠のない噂が飛び交った。英王室は2月にチャールズ国王が前立腺肥大症の治療中に「早期に発見」された「がんの一種」と診断されたと発表したが、がんの種類は明らかにされていない。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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