このデバイスの開発元であるNicebuild LLC(ナイスビルド)が、同社初となるウェアラブルAI製品のPlaud NotePin(プラウド・ノートピン)をリリースした。この新たなデバイスは創意に富んだデザインで、手首につけたり、首にかけたり、シャツの襟に留めたりすることが可能だ。
プラウド・ノートピンは、単三電池1個ほどの重さで、手軽に持ち運べる。ボタンを押すだけで音声が記録され、通勤中でも会議中でも、どこにいようとアイデアが閃いた瞬間にボイスでメモを残すことが可能だ。
プラウド・ノートピンの操作性は、これまで人々が利用していた小型のレコーダーとは大きく異なる。このデバイスは、AIを用いて文字起こしや要約ができるほか、マインドマップまで作成することが可能で、出力フォーマットは、様々なテンプレートから選ぶことができ、カスタムテンプレートを作成することも可能だ。
筆者はプラウド・ノートを使ったことがあるが、文字起こしや要約の機能は素晴らしい。その理由のひとつは、搭載されているマイクの感度が優れており、音声をしっかり拾える点にある。また、このデバイスをマグネットケースに入れてiPhoneの背面に取り付ければ、通話を録音することも可能だ。
プラウド・ノートのシームレスな点がノートピンに受け継がれれば、会議などの場面で非常に便利なツールになるはずだ。公式サイトによると、「前回の会議で何を決めたか?」といった質問をすると、ノートピンが録音内容を検索をして、回答するという。
現在、プラウド・ノートピンは先行予約を受付け中で、期間内であれば、早期割引価格の169ドル(約2万4000円)で購入できる上、毎月300分の文字起こし機能が無料でついてくる。毎月1200分の文字起こし機能が付いたプロプランは、月額6.6ドル(約945円)となっている。詳細情報は、プラウドシリーズの公式サイトで確認することができる(訳注:現状、日本語版サイトで取り扱いがあるのは、プラウド・ノートのみで定価は2万7500円とされている。プラウド・ノートピンについては記述されていない)。
(forbes.com 原文)