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2024.09.09 11:30

語学アプリDuolingoのフクロウが突然「病気」になった理由

ウェブサイトのセキュリティを確保する手段であるCAPTCHAを発明したコンピュータ科学者のルイス・フォン・アンは、2011年に当時カーネギーメロン大学の大学院生だったセヴリン・ハッカーとともにDuolingoを米ペンシルベニア州ピッツバーグで立ち上げた。ゲーム要素のあるこのアプリでは40の言語を学習でき、100を超えるコースが用意されている。ユーザーはスコアボードで互いに競い合い、学習を続け、その過程でポイントを獲得したり目標を達成したりする。仮想通貨を手に入れたりもする。

デュオはいつ健康を取り戻すのだろか

Duolingoの広報担当者によると、創業者たちがアプリのマスコットとしてフクロウを選んだのは、フクロウが知識と知恵の象徴と考えられているからだという。Duolingoはこれまでに3回、マスコットのデザインを変更しているが、誰もが今回のバージョンを褒めているわけではない。

実際、デュオの情けない外観について「気持ち悪い」「イライラする」「すごくショック 」と言う人もいる。

あるXユーザーは「Duolingoの鳥が病んでいるようだったから、アプリを削除した」と書いている。別のユーザーはもっと強い言葉を用いて投稿している。「Duolingoのすべての言語のために、アイコンを変更し、この鼻水を垂らした不快な鳥をどうにかして。私は125日のレッスン連続記録を持っているが、デュオはペストにかかっているように見える」

デュオがいつ健康を取り戻すか、Duolingoは明言していない。


アイコンが変わったことで最近波紋を呼んだのはDuolingoだけではない。このほど、不具合でフェイスブックの青いアイコンが黒基調に変わったが、その原因について世間ではさまざまな憶測が飛び交い、登場した暗いイメージが 「不吉 」で 「邪悪 」に見えるという声さえあった。アイコンのデザインは明らかに取るに足りない問題だが、誰もが変化を好むわけではない。特に鼻水を垂らすようなものは敬遠される。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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