クーパーはペリーに、「多くの人々がこの件で失望し、非常に怒っているのになぜ、ドクター・ルークと再び仕事をすることにしたのか」と尋ねた。これは、ルークがプロデュースした彼女のシングル『Woman’s World』が7月にリリースされて以降、多くの反発の声が上がったことを受けてのものだ。
ペリーは、議論を呼ぶプロデューサーと再び仕事をしたことが「多くの会話を引き起こした」ことを認めた。ただし彼女は、ルークが彼女が次のアルバムである『143』で共に仕事をした「多くのコラボレーターの中の一人だ」という点を強調した。
ペリーは、自身の次のアルバムが「私がこれまでの人生でだどってきた変化」について書いたものだと語り、母親になることや『Woman’s World』の女性を力づけるメッセージに言及した。彼女は、ドクター・ルークが「それを形にするためのサポートをした人々のうちの一人」だと述べた。
ペリーはドクター・ルークの名前や彼に対する訴えについては触れなかった。
性的暴行疑惑のプロデューサー
ドクター・ルークは、2000年代にケリー・クラークソンやケシャ、ブリトニー・スピアーズ、そしてペリーらとのコラボを成功させてプロデューサーとして名声を得た。しかし、2014年にケシャは、ルークに薬物を飲まされ性的暴行を受けたとして、彼を提訴したが、ルークはこの申し立てを否定した。ルークはその後、ケシャを名誉毀損で提訴し、2人は何年にもわたる法的闘争を繰り広げた。2017年にケシャは「ルークからの虐待は10年間、毎日続いた」と語り、彼女はテイラー・スウィフトやレディー・ガガなどのセレブからの支援を受けた。スウィフトは、ケシャに裁判費用として25万ドル(約3600万円)を寄付し、ガガは、2017年の裁判でケシャのために宣誓供述を行った。その後、ケシャとルークは2023年に和解に至ったことを発表した。