「見解の不一致」を認める
チームメンバーからの異議申し立てや、「賛成できない」という言外の意味は、まとまりのある幸せなチームを構築したいと考えるリーダーにとって、リスクをはらんでいるように映るかもしれない。それでも、最も健全な異議申し立てをする者は、リーダーにとって最大の支援者にもなり得る、ということを覚えておくべきだ。こうした者には、リーダーの業務目標達成を支援したいという熱意があるからだ。英ダラム大学ビジネススクールによる別の研究でも、リーダーと同じ目標を共有する従業員は、自身のアイデアや懸念、フィードバックを提案してくる傾向が強いことがわかっている。
こうした傾向は、組織にとってはプラスに働く、とダラム大学ビジネススクールの教授でリーダーシップの研究を専門とするジェイニー・ツェン博士は指摘する。なぜなら、自身に発言権があると感じている従業員は、「新たな視点やアイデア、洞察」をもたらしてくれると共に、組織内での自身の役割に満足している可能性が高いからだ。
(forbes.com 原文)