リーダーシップ

2024.09.07 08:00

部下が上司に「反対意見」を言いやすい環境の作り方

「見解の不一致」を認める

チームメンバーからの異議申し立てや、「賛成できない」という言外の意味は、まとまりのある幸せなチームを構築したいと考えるリーダーにとって、リスクをはらんでいるように映るかもしれない。それでも、最も健全な異議申し立てをする者は、リーダーにとって最大の支援者にもなり得る、ということを覚えておくべきだ。こうした者には、リーダーの業務目標達成を支援したいという熱意があるからだ。

英ダラム大学ビジネススクールによる別の研究でも、リーダーと同じ目標を共有する従業員は、自身のアイデアや懸念、フィードバックを提案してくる傾向が強いことがわかっている。

こうした傾向は、組織にとってはプラスに働く、とダラム大学ビジネススクールの教授でリーダーシップの研究を専門とするジェイニー・ツェン博士は指摘する。なぜなら、自身に発言権があると感じている従業員は、「新たな視点やアイデア、洞察」をもたらしてくれると共に、組織内での自身の役割に満足している可能性が高いからだ。

forbes.com 原文

翻訳=長谷 睦/ガリレオ

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