グーグルは、Google Pixel Watch 3(以下、Pixel Watch 3)のアップデート期間を公表したが、それは前世代と同様、同社の他製品とは異なる設定期間であることがわかった。
グーグルのウェブサイトでは、Pixel Watch 3のソフトウェアアップデートの提供期間は2027年10月までとされており、発売日の2024年9月10日から約3年となっている。
これは、スマートフォンのGoogle Pixelシリーズに設定された期間よりもはるかに短い。Google Pixel 9では、2031年8月までAndroidの新バージョンとセキュリティアップデートの両方が保証される。
この件に関して、グーグルの言葉の使い方は慎重だ。Googleの日本語サイトでは、「米国のGoogleストアでの販売開始から最低3年間提供されます」とされている。しかし、その時点でサポートが確実に終了するとは言っていない。
この言葉は実際にどのような意味を持つのだろうか。それが判明するのは2025年だ。グーグルは前2世代のPixel Watchでも同じ3年間の期限を約束しており、初代Pixel Watchのアップデート期間は来年切れる予定だ。
では、アップルはどうだろうか?
2024年6月、Apple WatchシリーズのうちSeries 4、Series 5、SE(第1世代)の3機種がWatchOS 11の対応機種から外された。
つまり、Series 4は発売から6年後、Series 5は5年後、Watch SEは4年後にトップレベルのサポートが終了したことになる。
これらの機種はApple S4とS5チップを使用しており、これがサポート終了の根底にあるのかもしれない。
グーグルと同様、アップルによるApple Watchへのサポートは、iPhoneのサポートに比べると安心感に欠ける。Apple Watch Series 3を例にあげると、この機種は5年間のアップデートを受けたが、サポート終了の数日前までApple Storeで販売されていた。
購入のタイミングが悪ければ、5年間ではなく、5日間しかサポートが受けられない可能性があったのだ。
この機種は2023年6月に1回だけ追加のアップデートを受けたが、セキュリティの脆弱性が1つ解消されただけだった。通常、Apple Watchのアップデートには、もっと多くの要素が盛り込まれている。
もしあなたがPixel Watch 3に興味があるのなら、(日本のGoogleストアでも)現在、予約注文が可能であり、配達予定は9月10日からとなっている。
(forbes.com原文)