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2024.09.11 09:45

人付き合いが苦手な人が考えた最適な職場とは

昨年辺りから16タイプの性格診断テストがSNSを中心に話題になっているが、客観的に自分の性格を把握したり、相手との相性をみたりと参考にしている人も多いだろう。結果の中で外向型(E型)と内向型(I型)で大きく分けられるが、内向型だと人見知りが多く、人との付き合いがあまり得意ではない人も少なくないはず。仕事でも同僚や顧客との付き合いは苦手で、それでもやらなければならず、仕事ではない面で疲れてしまっているのではないだろうか。そうした人は、どんな仕事に就くのがいいのか、R&Gが人付き合いが苦手な人を対象とした「人付き合いが苦手な人におすすめの仕事に関する意識調査」を実施し、結果を公開している。

それによると、仕事上の人付き合いで苦手なこととして、「上司・同僚とのコミュニケーション」がトップ。「休憩時間・雑談タイム」「職場の食事会・宴会」と続いている。「会話のキャッチボールができないので、話が続きません」「休み時間は気を使わず一人でゆっくりしたい」など、仕事意外のコミュニケーションを取ることが辛いという人が多く、逆に仕事にも影響が出そうだ。
 
人付き合いが苦手な人におすすめの仕事としては、「工場勤務・製造ライン」がトップ。「内容問わず在宅ワーク」「物流・ドライバー」が続いた。工場勤務は「作業中は人と話すことがほとんどない」「黙々と自分の仕事をすればいいだけ」など、とにかく一人で黙々と作業をこなせる点を推している人が多い。在宅ワークも「仕事以外のコミュニケーションを取る必要ない」、物流・ドライバーも「置き配の指定が多いためお客様と顔を合わせなくて済む」など、仕事に集中できる環境となっていることが、おすすめのポイントのようだ。

人付き合いが苦手な人にとって理想の職場環境や働き方としては、「一人で集中して仕事できる」がトップ、「会話が少なく静か」「リモートワークが可能」となっており、おすすめの仕事と一致している。

筆者もどちらかというと一人で黙々とやりたいタイプではあるが、どんな仕事でもコミュニケーションは必要で、筆者の経験から、たとえ工場勤務であっても作業中は私語が少ないものの、休憩時間には会話は必要だった。無理する必要はないが、あまり深くかかわらず、挨拶や話を聞くというだけでもコミュニケーションを取れるようにしたいところだ。

出典:R&G「人付き合いが苦手な人におすすめの仕事ランキング」より

文=飯島範久

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