フィリップモリスの収益成長は主に販売価格の値上げによるもので、たばこおよび加熱式たばこの総販売本数は過去3年間で5%増加したに留まる。また、コストが上昇した結果、営業利益率は2020年の40.3%から直近12カ月における34.8%へと低下している。
結論
全体として、フィリップ・モリスは今後数年間、着実な収益成長を成し遂げるであろう。アイコスは現在、フィリップ・モリスにとってトップセラー商品となっており、同製品が今後もフィリップ・モリスの成長を牽引していくだろう。しかし、こうしたプラス要因の大半は株価に織り込み済みであるように見える。この株式から長期的に堅調な利益を得るためには、株価の下落を待つ方が良いと私たちは考えている。(forbes.com原文)