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教育

2024.09.08 11:15

「音読」の宿題が面倒な保護者が半数

Getty image

小学校の国語の宿題に、教科書の短い話を読んで家の人に聞いてもらう「音読」というものがある。忙しいなかで時間をとられることから、音読を面倒に感じている保護者もいるという。実際のところはどうだろう。音読に、効果はあるのだろうか。

写真入り年賀状印刷サービスなどを展開するフタバは、小学生の子どもをもつ200人を対象に、音読に関する調査を実施した。それによると、音読の宿題が毎日出るという家庭は約7割あり、子どもが真面目に音読に取り組んでいる家庭は5割強あった。

興味深いのは、子どもが真面目に取り組んでいる家庭が約5割なのに対して、真面目に取り組んでいる保護者の割合も約5割だったことだ。親が真面目に話を聞いていれば、子どもも真面目に取り組むと思いたくなるが、本当にそうだろうか。

自身が真面目に取り組んでいると答えた保護者のコメントには、「真面目に聞かないと、子どもも真面目に取り組んでもらえないから。聞いてあげることで、毎日の取り組みにつながると思う」、「親が真面目に取り組む姿勢が、子どもが真面目に取り組むために一番大事だと思う」などの意見が見られ、何らかの相関はありそうだ。

取り組んでいない保護者のコメントからは、「本人は読むのを面倒くさがってやりたがらない。親は聴いてあげる暇と余裕がない」、「仕事から帰る時間が遅いため、夜ご飯の準備をしながら、またはドリルやプリントの丸つけをしながら聞くことになっている」など、できれば真面目に取り組んでやりたいが難しい現実が見て取れる。
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文 = 金井哲夫

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