正統性と時代性を融合したダイバーズ時計
潜水計器であるダイバーズウォッチは、大型ケースやタフ素材といった“道具”としての魅力がある。1953年に誕生したブランパン「フィフティ ファゾムス」は、機能とデザインでモダンダイバーズウォッチの先駆けとなったが、すでに彼らは先に進んでいる。やや小ぶりな42.3mm径のケース素材にレッドゴールドを用い、ダイヤルとストラップはネイビー。この色気は、海中よりも都市の騒がしさが似合うだろう。道具からライフスタイルを彩るものへと進化するのが、現在のダイバーズウォッチの在り方なのだ。
高度な技術と洗練のフォルムがひとつに
ダブルモンクストラップシューズのオリジンであるジョンロブは、その発明によって紳士靴のドレスコードを書き換えたといっても過言ではない。現在は格式高いシーンでも通用するそんなダブルモンクのなかでも、ハイグレードなプレステージラインの「ヴィクター」は、傑作ローファー「ロペス」のオーバル型サドルウィンドウをかたどったバックルが目印。湾曲するパーツを縫い合わせて裏返し、ハンマーでたたいてのり付けするという高度なリバースステッチとシャープなフォルムが相まって、モダンかつドレッシーな足元を演出する。
独特なシルエットと素材の特別な一着
2024年9月6日、表参道に新店「ジョルジオ アルマーニ表参道店」をオープンさせるアルマーニ。そのオープンを記念し、ブラックを基調とした日本限定のカプセルコレクションが用意される。落ち感のあるキュプラ素材のシャドーブロックチェックを用いたセットアップスーツはそのひとつだ。得意とするアンコン仕立てを採用し、まるでカーディガンのように軽やかに羽織れる。光の加減で控えめに浮かぶ、やや大ぶりのブロックチェックも都会的だ。