AI

2024.08.30 17:00

グーグルGeminiの人物画像生成機能が「制限付き」で復活

Imagenが生成する人物画像、再び

約7カ月が経過した今、プロンプトから人物画像を生成する機能は、少なくとも一部のユーザー向けに、英語環境で復活する。

ブログ記事には、「Imagen 3では、人物画像を生成する際のユーザーエクスペリエンスを向上させるために、大きな進歩を遂げました」と記載されている。

記事にはImagenによって生成された画像の例がいくつか含まれているが、人物が含まれているものはない。その代わりに、「好奇心旺盛な光る蝶に囲まれた、太陽に照らされた牧草地で卵から孵化する小さなドラゴン」という、かわいらしく議論を呼ぶことのないプロンプトによって生成された画像が示されている。また、フォトリアリスティックな山岳風景画像も掲載されている。

人物はOK、未成年者や性的画像はNG

しかし、このツールは実在の人物と特定できるようなフォトリアリスティックな画像の生成を「サポートしない」と記事は述べている。また未成年者や過度に残酷、暴力的な画像、性的な画像の描写も「サポートしない」。グーグルの広報担当者はメールで、「サポートしない」とは、そのような画像を生成するように指示されてもツールが作成しないことを意味すると説明した。

広報担当者は、「私たちは、攻撃的なコンテンツをそもそも作成しないようにシステムを設計していますし、出力に対して追加のチェックを行っています」と述べている。そして「特定のプロンプトがこれらの安全対策をすり抜ける可能性があり、結果が常に完璧とは限らないかも知れませんが、人物画像を生成する際の、より責任ある、整合性の取れたユーザーエクスペリエンスを確保するために、大きな進歩を遂げました」と述べている。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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