AIGのスペシャリスト集団と協働しながらプラスアルファの価値を提供するため、常にフレキシブルな対応を心がけている彼にAIGならではの強みや、ソリューションを提案する上で自身が大切にしていることについて語ってもらった。
※本記事はAIG損害保険による寄稿記事です
お客さまから入念に情報を収集し、
提案に活かす
さまざまな国や地域でビジネスを展開するグローバル企業は多様なリスクに直面する。そのような環境で持続的に成長し、安定した企業経営を行い、株主などのステークホルダーに対する価値創造を実現するには、適切なリスクマネジメントが不可欠だ。万が一の際に経済的損失を補填し、事業の復旧を支援する保険への加入も、リスクマネジメント手法のひとつである。それを実行しようとする企業の事業領域やその特性を考慮し、国際保険ブローカーを通じて受けた依頼や要望に応じた最適な提案を行っているのが、 ブローカー&クライアント・エンゲージメント部の内海航だ。
「現部署では、グローバル企業と向き合う機会が多いです。ステークホルダーも多く、保険のみならず、国内外のビジネスについて幅広い知識が求められるということを実感しています」
国際保険ブローカーから受け取る依頼内容を頼りに、当該企業が何を求めているのか、どうしたいのかを汲み取る力を求められており、一層の対応力が必要になっていると感じている。
「何を求められているかを理解して、提供できるソリューションを検討するためにも、お客さまのことを入念に調べ、ミーティングにおいても丁寧にヒアリングすることを心掛けています。お客さま企業がどのような状況なのか、どんなことに悩みや懸念があるのかを聞き出し、そこにAIGならどのように応えられるかを常に考えています」
日々、お客さま企業の研究を欠かさず、その上で傾聴する姿勢を大切にして、企業に向き合っているという内海。ヒアリングから得た情報を元に、社内のリスクエンジニアやアンダーライターなどのスペシャリストを巻き込みながら、どんな提案が相応しいか検討するという。
「お客さまにとって最適な提案をまとめ上げるため、社内のスペシャリストを巻き込んでAIGとしてベストな対応を追求し、必要に応じて関連がある国や地域に精通しているAIGのグローバルのメンバーともコミュニケーションをとります」
求められているソリューションを提供するために、国内のみならず国や地域を超えて自ら積極的に情報を集めるなど前例にとらわれないフレキシブルな対応を心掛けている。
AIGの世界中のスペシャリストから多角的な意見をもらい、
プラスアルファの価値を創出
国内やグローバルのさまざまなメンバーを巻き込む中で、内海は気づいたことがあると言う。「AIGには、様々な知識や経験を有するスペシャリストが国内外におり、彼らを巻き込んで多角的な提案ができることがプラスアルファの価値です。ある案件で、初めて海外のリスクエンジニアを日本のお客さまとの打ち合わせに同席させた際の経験が特に印象に残っています。そのエンジニアが指摘した内容は非常に高度かつ専門的で、お客さまには情報過多なのではないかと懸念しておりました。しかし、打ち合わせ後にお客さまからは、自分たちだけでは気づいていなかった課題が浮き彫りになった、と他社にない専門性の高さを評価していただきました。そこで、グローバル企業は我々の専門性を求めており、AIGにはその声に応えられるスペシャリストが多数在籍している、彼らとお客さまを適切につなぐことが価値提供につながると強く実感しました」
さまざまなスペシャリストと協働するなかで刺激を受け、内海は自身のキャリアを考えたそうだ。
「グローバル企業にとって、保険は財務リスクを平準化する重要な役割を担っています。そのため、保険を提案する際には、財務諸表を通じてお客さまの経営状況や財務状況を確認することがありますが、ファイナンスを学びさらに深い分析を行うことで、お客さまにより納得いただける提案ができるのではと考えました。社内のスペシャリストから多角的にものごとを見る重要さを学んだことで、自分はファイナンスに強くなれるようチャレンジしてみようと思い、米国公認会計士の資格取得に取組みました」
ファイナンスの情報から企業の経営状況を把握し、ヒアリングした情報と合わせて、その企業の財務戦略を理解することができれば、よりフレキシブルにお客さまの要望に応えられるのではないかと考えたのだ。
営業の経験を積みながら、ファイナンスの知識を活かして仕事をしていきたいと話す内海に、AIGとして提案すべきソリューションや、自身が目指すお客さまへの寄り添い方について聞いてみた。
「何かあったときに役立つのが保険です。しかしそれだけでなく、何かが起こらないようにリスクを防止・回避するための対策を提言する損害防止・軽減サービスなども提供できるような提案をしていきたいという思いがあります。さまざまな保険会社がある中で、AIG損保を選んでもらうためにプラスアルファの価値を生み出していくのが自分の役割だと思っています」
AIGだからこそ生み出せる価値をより追求したいと、内海は話す。
「あらゆる専門性を備えた人材が世界中にいることは、AIGの強みの一つだと思います。例えば、リスクエンジニアというリスクのスペシャリストがいることで、より適切なリスクマネジメントの提言が可能になりますし、海外のAIGと連携することで、他の国や地域のトレンドをタイムリーに提案へ反映させることもできます。自分自身が改めて認識したAIGならではの強みをお客さまにアピールし、AIGならではのソリューションを提案し続けていきたいと思います」
内海 航(うつみ・わたる)◎AIG損害保険株式会社ブローカー&クライアント・エンゲージメント部/アカウントエグゼクティブ。2018年AIG損害保険株式会社に入社。法人企業を対象とする営業職(コーポレート・キャリアエージェント)のチームリーダーを経験後、2022年より現職。AIGのスペシャリスト集団に触発され自身もファイナンスの勉強を始め、米国公認会計士の資格試験に全科目合格。AIGの強みを活かしお客さまにプラスアルファの価値を提供するため、フレキシブルな対応を心がけている。