欧州

2024.08.29 12:00

フランス当局がテレグラム創業者を起訴、「出国禁止」に

麻薬や臓器の販売を謳うアカウントも

フォーブスはまた、27日にテレグラムの多数の公開グループが、米国や多くの国で違法の製品やサービスを提供していることを確認した。そこには、ヘロインやフェンタニルを販売すると主張するユーザーや、違法な拳銃のための装備であるグロックスイッチを販売するアカウント、人間の臓器を暗号資産と引き換えに提供すると主張するユーザーが含まれていた。

これらのチャンネルの一部は、フォーブスがテレグラムにそれを通報した後に削除された。また、偽造パスポートや現金を販売する複数のグループも発見された。

さらに、いくつかのアカウントは、「ディープフェイクAIポルノ画像を作成するための使いやすいツール」を提供しており、「ボットに写真をアップロードするだけ」という2ステップのプロセスをユーザーに提案していた。

テレグラムのコンテンツポリシーは、競合のメッセージアプリと比べて寛容であり、「スパムや詐欺の送信」、「公開チャンネルでの暴力の助長」、「違法なポルノコンテンツの投稿」のみが禁止されている。対照的に、シグナルやワッツアップは、プラットフォームを「合法的な目的のみ」に使用することを許可している。

一方、テレグラムの広報担当は、「当社のコンテンツ監視員は、AIツールやユーザーからの報告を組み合わせて、利用規約に違反する有害なコンテンツを毎日数百万件削除している」と述べている。
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10億人が使う通信アプリ「テレグラム」CEOはなぜ逮捕されたのか?

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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