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マーケティング

2024.09.06 16:45

帰国後に越境ECで日本の商品を買う訪日外国人が急増

プレスリリースより

eBay(イーベイ)が発表した日本の出店者(セラー)の販売動向によれば、海外の人の利用が増加傾向にあるという。それにはインバインドの増加が影響しているようだ。

eBayは190カ国に展開し、出店数20億点という世界最大規模のグローバルなマーケット・プレイスだが、その日本法人であるイーベイ・ジャパンは、日本のセラーの越境ECを支援している。同社がこのほど発表した販売動向によれば、インバウンドの記録的な増加が、日本のセラーのビジネスチャンスの拡大に大きく貢献しているとのこと。同社は、「インバウンドの特徴的なショッピング傾向」として、次の4つをあげている。
帰国後に購買:日本の商品や文化に触れ、帰国後もそれらをECで買う。
リピートでの購買:日本でのショッピング体験がよかったので、同等のものをECで買う。
言葉の壁の克服:言葉の心配がないECで日本のものを買う。
現地で手に入らなかった:時間がないなどで日本滞在中に買いそこなったものを帰国後にECで買う。

2024年の第2四半期で取引が多かったトップ3は、1位がレディースのアパレルやバッグなど、2位が時計やアクセリー、3位がカメラレンズやフィルターとなった。

また、前年同時期との比較で取引数が伸びたトップ3は、デジタルカメラ、日本製スニーカー、日本製ゴルフクラブだった。デジタルカメラは、ハイスペックで携帯性が高く簡単に使えるコンパクトデジカメに人気が集まり、前年同時期と比べると3桁の伸びとなった。スニーカーは、オニツカタイガー、アシックス、ミズノの売り上げが大きく伸びた。ゴルフクラブは、MizunoPro241の限定モデルが話題となり、アメリカの一部サイトでは1分で完売したとのこと。

イーベイ・ジャパンは、為替の変動やアメリカの社会情勢などを考慮し、セラーが安心して取引できるようこのような商況分析を積極的に発信していくと話している。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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