テクノロジー

2024.08.28 14:00

「風力タービン」による鳥への被害を減らす最新技術

「風力発電所は鳥を殺すんだ」とトランプは今年初め、Fox Newsで不満を漏らした。

「鳥の墓場を見たければ、風力タービンの真下に行ってみればいい」とトランプは付け加えた。

これは、トランプ前大統領が風力発電所を非難した多くの発言の一つだ。2019年には、フロリダ州で開催された『Turning Point USA Student Action Summit』で、「私は風力タービンのことをよく知っている。私は誰よりも風力タービンを研究してきた」と述べている。
彼は風力タービンを「鳥の墓場」と呼び、保守派の聴衆に向かって「風力タービンの真下に行けば、今まで見たこともないほどの数の鳥の死骸を見ることになるだろう」と語った。
アメリカ合衆国魚類野生生物局によると、風力タービンに衝突して死亡する鳥は年間14万羽から50万羽だが、アメリカの猫は年間最大40億羽の鳥を殺しているという。また、建物(とその窓)も鳥の死因の一つであり、年間約3億6500万羽から9億8800万羽の鳥が死亡していると推定されている。さらに、アメリカのドライバーは年間推定2億1400万羽の鳥を轢き殺している。

米エネルギー省は、「調査によれば、風力発電プロジェクトは、人間が引き起こす鳥の死亡原因の中で最も少ない方であり、家猫や建物との衝突、車両による影響に比べてはるかに少ない年間死亡数を引き起こしている」と述べている。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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