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2024.09.06 20:00

モビリティ業界で培ったデータ活用技術が集結 ガーミンの最新ウェアラブルデバイス「fēnix 8(フェニックス 8)」

最先端のGPS計測&センサー技術によって、さまざまなジャンルで活躍しているガーミン。

その技術を集約した同社のウェアラブルデバイスは、単に“賢い”だけの時計ではない。
裏側には、モビリティ領域で培われた技術力とそのデータ活用術が活かされていた。

ではユーザーにどのようなメリットもたらすのか?最新フラッグシップモデル「fēnix 8」に、その答えがあった。


安全性が求められるモビリティ業界で
培われたガーミンの技術力

ガーミンは、1989年にアメリカ国防省の衛星測位技術に従事していた、電気技師のGary Burrell(ゲイリー・バレル)とMin H. Kao(ミン・H・カオ)によって設立。「GPSを普及させて世界を変える」ことを目指した創業者の2人の名前から「Garmin」と名付けられた。

現在は、「サービスを提供するすべての市場において、グローバル・リーダーとなる」というビジョンを掲げ、最先端のGPS/情報通信端末やソフトウェアを開発し、その技術を「航空」「船舶」「自動車」「アウトドア」「フィットネス」といった領域ごとに適合化させた製品をいくつもリリース。パイロット・航海士や軍人、登山家やプロのアスリートからも支持されてきた。

それを支えるのは、優れた技術力に他ならない。ガーミンの開発力や革新性を語るのに適しているのが「航空」分野だろう。ガーミンでは2000年代前半に、航空機の電子機器「アビオニクス」の開発に着手。多機能ディスプレイを使った計器表示装置は、アナログが主流だったコックピットシステムにイノベーションを起こした。世界最高峰のGPS計測技術を中核とし、高い品質性能や低消費電力技術、さらには直射日光下でもきちんと表示が読み取れるカラー液晶の技術などにより、パイロットの負担が激減され、航空機の安全な飛行に大きく寄与した。

こうした技術力が信頼へと繋がり、特に航空部門においては業界内で確固たる地位を築いている。さらに最新システムである「Garmin Autoland」では、一般航空機における業界初の自動着陸を実現。フライト中にパイロットが倒れるなど不測の事態に陥ったとしても、システムが操縦不能を自動検知、または乗客がコックピットのボタンを押すだけで、近くの空港の管制塔と交信し、着陸に最適な空港までの操縦、着陸までを自動で行う。

これらの技術開発、インターフェイスや端末のデザインなどは、アメリカのカンザス州にある本社、通称“ガーミンキャンパス”で開発されているが、そこでは社員たちが率先して機器を使用し、ユーザー目線をもちながら製品づくりに携わる。そのため高機能であるだけでなく、実用性という面でもハイレベルな製品が生まれるのだ。

さらに2010年代からはモビリティ業界で培われたGPS測位をはじめとする様々なデータの活用技術とノウハウを転用、小型化し、ウェアラブルデバイスという形で熟成させ、また新たなユーザーを獲得している。

マップやナビゲーション、トレーニングやダイビングなど、ウェアラブルデバイスに搭載する機能は多岐にわたるが、そのどれもがプロフェッショナルの現場で使われ、信頼を得てきたもの。そのためガーミンのウェアラブルデバイスは、目的に合わせた機能を納得して選べるのだ。

アナログ計器と小さなスイッチが並んでいたかつてのコックピット(写真上段左)を一変させた、ガーミンの「アビオニクス」(写真上段右)。視認性と操作性を高めることは、安全なフライトに直結する。こういった経験の蓄積が製品への信用を高め、ガーミンのブランド価値を高めることとなった。

アナログ計器と小さなスイッチが並んでいたかつてのコックピット(写真上段左)を一変させた、ガーミンの「アビオニクス」(写真上段右)。視認性と操作性を高めることは、安全なフライトに直結する。こういった経験の蓄積が製品への信用を高め、ガーミンのブランド価値を高めることとなった。

良質なデザインと高い機能性を持つ最新モデル

最新のウェアラブルデバイスである「fēnix 8」は、現在のガーミンの技術とデザインをすべて享受できるフラッグシップモデルだ。

ランニング、ゴルフ、アウトドア、フィットネス、ヘルスケアといったガーミンが得意とする機能は備えつつ、アメリカ国防総省が定める標準規格であるMIL-STD-810(耐熱、耐衝撃、耐水)をクリアした頑丈なつくり。ケース素材には軽くてタフなチタンを採用(一部、高強度SSモデルがある)。風防には、ダイヤモンドに次ぐ硬さをもち、透明度も高いサファイアクリスタル素材を使用。水中も操作できる「防水インダクティブボタン」を採用し、さらにケースサイドにはセンサーを保護するための「センサーガード」も備える。ミルスペックに準拠するテストをクリアしたタフネスウォッチで、機能的に設計しているが、デザイン自体は端正にまとめているので、アクティブに活動する休日はもちろんのこと、ビジネスシーンにも対応できるだろう。

ケースサイズのバリエーションも豊富で、高彩度有機ELディスプレイを搭載した「AMOLED(アモレッド)」モデルは43㎜、47㎜、51㎜の3サイズ。そして充電とソーラー発電の両方で時計を動かす「デュアルパワー」モデルは、47㎜、51㎜の2サイズとなる。

「AMOLED」は、有機ELディスプレイを採用しながらも非常に長いバッテリー稼働時間を実現。高彩度で見やすく、太陽光の下での視認性が向上している。

一方「デュアルパワー」モデルは、画面表示に影響しないように細いリング型のソーラーセルを搭載。ソーラー発電量を既存モデルから50%向上させ、連続使用時間が伸びている。またクリアな風防を使用し、ディスプレイの視認性をアップさせているのも進化だ。

美しいディスプレイの「AMOLED」を選ぶか、それともソーラー充電の利便性を重視して「デュアルパワー」を選ぶか。そういった悩みも楽しい。

51㎜ケースの「AMOLED」モデル。スマートウォッチモードで約29日間のロングバッテリーを実現し、充電のわずらわしさからも解放される。時計の12時位置側面には、「フラッシュライト」が内蔵されており、アウトドアだけでなく、日常でも便利に使える。ケースバックには心拍センサーなどがある。

51㎜ケースの「AMOLED」モデル。スマートウォッチモードで約29日間のロングバッテリーを実現し、充電のわずらわしさからも解放される。時計の12時位置側面には、「フラッシュライト」が内蔵されており、アウトドアだけでなく、日常でも便利に使える。ケースバックには心拍センサーなどがある。

ライフスタイルに寄り添うウェアラブルデバイス

もちろん「fēnix 8」の機能性も飛躍的に進化している。定評あるマップ&ナビゲーション機能を進化させた「ダイナミックラウンドトリップ」機能は、目標距離を指定すると自動的にランニングルートを作成してくれるもので、ルートから外れた場合は自動調整してくれる。ダイビング機能も追加され、技術標準規格「EN13319」に準拠し、スキューバダイビングやフリーダイビング(アプネア)の40mまでの潜水をサポートしている。

さらに新たな試みとなるのが、「音声コマンド」。心拍数の表示やフラッシュライトの点灯などを、時計に語り掛けることで操作でき、使い勝手を高めてくれる。

ガーミンのウェアラブルデバイスは、行動範囲を広げ、アクティブに体を動かしたいという気持ちにしてくれるのだ。

「私たちの製品は、お客様にとって不可欠なものであって欲しい。そして最良だと思える人生を送るための手助けをしたい。それが、私たちガーミンが社会に提供できる価値なのです」と、ガーミンの代表取締役兼CEOのクリフ・ペンブルが語る。

ガーミンでは心拍数などの各種センサーを用いてユーザーの健康や運動に関わるデータを取得するだけでなく、そのデータを可視化する。さらに、そのデータを20年以上蓄積したビックデータをもとに独自のアルゴリズムやソフトウェアにより分析。その上で、ユーザーごとに適したトレーニングメニューや推奨睡眠時間などパーソナライズされた提案ができるので、ユーザーは無理なく健康管理や運動を習慣化できる。そして、独自アプリでその記録やパフォーマンスを振り返ることにより、長期的な実践や目標達成につなげることができる。またゴルフで使うと各ショットの飛距離や傾向を分析し、次に使うべきクラブの番手を表示するなど、データに即してパフォーマンスアップをサポートしてくれる。

ガーミンのウェアラブルデバイスは、技術とデータの蓄積による「データの活用」で人生を豊かにしてくれるもの。「fēnix 8」は、仕事や人生のパフォーマンスを向上し、そしてパーソナライズされた進むべき道を示してくれるものなのだ。

音声コマンドは、多くの機能をスマートに使える便利な機能。大自然の中でも安心してスポーツに熱中できるのは、ガーミンのウェアラブルデバイスがあるからだ。

音声コマンドは、多くの機能をスマートに使える便利な機能。大自然の中でも安心してスポーツに熱中できるのは、ガーミンのウェアラブルデバイスがあるからだ。





Garmin
https://www.garmin.co.jp/
 
過去記事はこちらから
高性能なGPS機器をもつガーミンCEOに聞く ウェアラブルデバイス発展のあゆみとこれから

Promoted by Garmin / text by Tetsuya Shinoda