キャリア・教育

2024.08.28 16:00

「ブルーカラー」の仕事が持つ魅力、AIに置き換えられることのない専門職

幸いなことに、ブルーカラーの仕事の強みは、AIで簡単に置き換えられないという点にある。人工知能は、彼らの仕事の多くの側面を強化するのに役立つが、ブルーカラー労働者が行う仕事は非常に技術的であり、専門的であるため、少なくとも近い将来、これらの役割がなくなることはない。


ブルーカラーは、しばしば労働者階級と同義語として使われてきた。しかし、労働者階級の役割に分類されているからといって、ホワイトカラーの仕事(オフィス環境で行われる仕事)よりも重要性が低かったり、影響力が劣っていたりするわけではない。これらの役割は、高度な専門知識と特殊なスキルセットを必要とするため、非常に高い給与を得ている。たとえば、カメラや写真機器の修理工の給与は昨年33%増加し、ウェイターの賃金は26%増加した。

学位なしで高収入のブルーカラー職に就く方法

ブルーカラー職の特徴的な利点の1つは、学位なしで簡単に就ける職種が多いことだ。たとえば、建設業や一部のエンジニアリング職では、3年間または4年間の完全な学位がなくても働くことができる。

高収入のブルーカラーの仕事に就くための一般的なルートは、高校卒業資格またはGeneral Educational Development (GED、北米における後期中等教育の修了認定) を取得し、関連する準学士号を取得し、免許試験に合格することである。また、実務経験を積むために、職業学校や専門学校に通う必要がある場合もある。

高収入のブルーカラー職の例をいくつか挙げてみよう:

・フィールドエンジニア
・核医学検査技師
・原子力技術者
・航空管制官
・電気技師

ブルーカラーの仕事は経済にとって不可欠である。彼らは、危機の時や他のセクターが不況に陥っている時でも、産業を稼働させ、インフラを良好に維持するための重要なサービスを提供している。専門的なスキルと資格の取得に取り組むことを決意すれば、高収入のブルーカラーの仕事を確保できるだけでなく、他の人々の生活を向上させることに貢献しているという満足感を得ることができるだろう。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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