同アワードは、米国版で2011年にスタート。毎年アートやテクノロジー、教育、メディアなど様々なカテゴリーから選出する名物企画で、各国版が世界中で実施されており、日本版は今年で7回目となる。今年は30人を選出した。
受賞者の選出基準は、(1)を前提に、(2)(3)のいずれかを満たしていること。
(1)30歳未満
2024年8月23日時点で30歳未満の日本人、もしくは日本を拠点に活動している人物。
(2)グローバル
国内外の市場でビジネスを展開している、国際大会などで一定の結果を残しているなど、グローバルな舞台で活躍をしている。もしくは今後、グローバルに活躍することが期待される。
(3)常識を覆す
従来の業界のルールや壁を打ち破り、常識を覆すような新しい挑戦をしている。
「私の生き方が認められた瞬間」
セレモニーの冒頭では、Forbes JAPAN編集長の藤吉雅春が挨拶。「受賞者を選出する際のキーワードのひとつに『カッティングエッジであり続けるか』ということを掲げています。カッティングエッジであり続けるであろう30人が10年後、20年後、どんな未来を作っていくのか、彼らが作る物語にこれからも注目してほしい」と語った。今年は、表紙を飾ったアーティストのLANAのほか、パリ五輪の開会式で日本選手団の旗手を務めた半井重幸(Shigekix)、日本のドローンショー業界を牽引する起業家の佐々木孔明(株式会社レッドクリフ)などが選出された。
授賞セレモニーには、30人の受賞者のなかから、a子、穂志もえか、快歩、大槻祐依、髙比良くるまが代表してトロフィーを受け取った。
ステージにはまず、シンガーソングライターのa子が登壇。トロフィーを受け取り、「このような素晴らしい賞を受賞することができて、とても光栄です。この賞に恥じないように精進します」とコメント。
俳優の穂志もえかは、今回の受賞を受けて「まずは今の私を支えてくださっている皆様に感謝したいです。この賞は世界を変える30歳未満というテーマですが、私には世界を変えよう、切り開いていこうという意識は特になく、流されるままに生きています。ただ私が受賞したということは、私のようなマイペースな生き方が認められた瞬間でもあります。誰もが世間の風潮に縛られず、一人一人が自分らしく生きられる世の中になってほしいなと思っています」と喜びを語った。