サイエンス

2024.08.27 17:00

意中の人が「運命の人」かどうかを測る3つのヒント

ポジティブ心理学ジャーナルの『International Journal of Applied Positive Psychology』に2018年に発表された研究では、カップルが一緒に行う活動に対して、健全でバランスのとれた情熱を共有していると、ポジティブな感情によって2人の関係が強化されることが明らかになっている。

例えば、2人ともハイキングが好きなら、週末の計画はシンプルで充実したものになる。2人とも食べるのが好きなら、新しいレシピやレストランを試してみることが、ともに楽しめる冒険になる。このような活動の共有は、絆を深め、長く残る思い出を作る機会となり、2人の結びつきを強固なものにする。

3. 性格が似ている

性格は、2人がどれだけ仲良くなるかを左右する重要な要素だ。性格が似ていることは、あなたとパートナーの相性が良いことを示す強いサインとなり得る。

カリフォルニア大学の研究チームが2007年に発表した研究によると、似た性格のカップルは、感情面でも似た経験をする傾向があるという。こうした感情的な類似性が心の架け橋となるため、性格の似たカップルが質の高い関係を築きやすくなるというのだ。

研究によると、時間とともに性格が似てきたカップルは、感情的な経験も似るようになっていた。この「感情の収束(Emotion convergence:パートナー同士が抱く感情や、それに対する反応が次第に似てくること)」は、関係への満足度の高さに結びついていた。

例えば、2人が自然に、同じくらいの熱意で問題に取り組んだり、ユーモアのセンスを共有していて内輪のジョークが尽きなかったりすることがあるだろう。あるいは、社交的な場でまごついてしまう自分たちについて思わず一緒に笑ったり、特に意識しなくとも、子どものようなふざけた会話が始まったりする瞬間もあるかもしれない。

こうした性格的な類似は、微妙なものではあるが、表面的な交流を超えた、深いつながりと相互理解があることを反映している。それは、周囲の世界をどのように認識し、それにどのように反応するかが、2人のあいだで自然に一致していることを示している。

このような一致は、2人の絆を強める、調和のとれた環境を作り出す。パートナーが、互いに同調し、自分は理解されている、支えられていると感じられる環境だ。

これらの、見過ごされがちではあるが、相性の良さを示すサインは、関係が長続きする可能性について多くのことを知らせてくれる。もしあなたとパートナーがこれらの共通点をもっているなら、それは、2人が本当に理想的なカップルであることを示すサインかもしれない。

forbes.com 原文

翻訳=高橋朋子/ガリレオ

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