サイエンス

2024.08.27 17:00

意中の人が「運命の人」かどうかを測る3つのヒント

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付き合い始めの頃、相手が自分と同じ物事が好きだと知ると、心が躍るものだ。とりわけニッチな趣味や興味を共有していたりすると、完璧にお似合いの2人だという気がして、運命的なつながりを感じることができる。

その感覚は、あながち的外れでもないようだ。珍しい考え方や興味を共有することは、対人魅力(ある個人に対する、もう一人の関心や好意、または相互の関心や好意)の強力なサインであることが、2018年の研究で示唆されている。

例えば、「興味の対象がよく似ている人と付き合いたいか」という質問に対して、あるReddit(レディット)ユーザーはこう答えている。「そういう女性と結婚したよ。ジムでハードなエクササイズをしたあと、今はベッドで一緒にアニメを見ながらゲームをしている。足元には3匹の猫が寝そべっている。人生って素晴らしい」

これは、「特別な関心を共有しない場合、相性が良くない」ということを意味するわけではない。一般的な好みであっても、2人のつながりを強固にする効果がある。その共通点があることで、あまり努力なく付き合い始めることができ、2人の明るい未来へ向けた足場が築かれる。

もし、あなたとパートナーのあいだに、そうした重要な共通点があれば、2人が互いにとって理想の相手であり、2人の関係が幸先の良いスタートを切っているサインかもしれない。以下に、注目すべき3つのサインを紹介しよう。

1. 音楽の好みが似ている

音楽は、人と人を結びつける強い力を持っている。相手と音楽の趣味が似ているということは、単なる楽しい偶然ではなく、深いところで相性が合うサインかもしれない。好きなジャンルやアーティストが同じだと、共通の体験が生まれ、2人の絆が深まる。

社会心理学ジャーナルの『Personality and Social Psychology Bulletin』に2011年に発表された研究によると、好みの音楽の類似は、価値観の類似を意味することが多く、その結果、お互いに惹かれ合い、強い社会的絆を形成する可能性が高くなるという。

窓を開けて一緒にドライブしているときに、お気に入りの曲が流れてきたとしよう。2人はすかさず一緒に歌い始め、たやすくハーモニーを生み出すが、それは音楽だけでなく、2人の関係もまた調和していることを反映しているのかもしれない。

そもそも音楽は、我々の感情や価値観、性格までも反映していることが多い。2人が同じ曲で心を通わせるということは、感情の上でも、お互いの世界に共鳴していることを示している。こうした共通の楽しみは、一体感と理解を育み、人生の浮き沈みをともに乗り越えやすくする。

2. 趣味が似ている

あなたとパートナーがお似合いであることを示すもう一つの強力なサインは、熱中する趣味が共通していることだ。アウトドアであれ、料理であれ、レアなアイテムを集めることであれ、同じ趣味を楽しむことは、2人の関係をぐっと深める。

あるレディットユーザーは、こう語る。「ボーイフレンドと付き合ったのは、興味のあるものがぴったり同じだったから! そこが私には魅力だった。もう12年も一緒にいるよ!」

「共通の関心があると、常に共通の話題がたくさん生まれると思う。違うものに興味をもっていて、人生にバランスと新たな経験をもたらしてくれる存在なら、友人たちの中にいつもいるわけだから」
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翻訳=高橋朋子/ガリレオ

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