リーダーシップ

2024.08.28 12:00

優れたビジネスリーダーにとって本当に重要な「5つの才能」

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私はこれまで、大企業や中小企業での経験を通じて、真に優れたビジネスリーダーに出会ったことは数えるほどしかない。よく「優れたリーダーと普通のリーダーを分けるものは何か」と尋ねられるが、明確に答えるのは難しい。私は、誰でも正しいスキルを身につければ偉大なリーダーになれるという神話を信じてはいないが、多くの人がリーダーシップの資質を持っており、それを伸ばすことができると私は信じている。

最近、バリー・コンチーとサラ・ダルトンの共著『The Five Talents That Really Matter(未邦訳:本当に重要な5つの才能)』を通じて、こうした資質を見極め、磨くための優れた指針を見つけた。彼らはビジネスコンサルティングやチームビルディング、後継者育成を専門とする企業コンチー・アソシエーツの主要パートナーであり、人材評価のための調査やツールも提供している。

ここでは、彼らと私が特に注目した、自分自身やチームの主要メンバーにおいて開発したい5つの重要な資質を要約して紹介する。

1.今日の複雑なビジネス課題に対する方向性を設定する:未来を見通し、組織を導くために、チームメンバーが積極的に関与するような目的と価値観を明確に示す必要がある。同時に、不測の事態やリスクを考慮せずに行動や実行に移す傾向を抑制することも重要である。

2.燃え立つような仕事倫理を示すことでエネルギーを生み出す:自信、自己肯定感、自己効力感、そして高い期待に支えられた強い内なる原動力を使い、チームメンバーのやる気を引き出し、通常の能力以上のパフォーマンスを発揮させる。自分や相手の成果に満足することなく、常にさらなる高みを目指さなければならない。


3.変革と改善を推進するための圧力をかける:現状に甘んじず、望む変化を実現するためにさまざまな説得技術やプロセスを駆使する。対人関係において敏感さを保ちながらも、しっかりと自分の立場を守り、真の影響力を発揮する。断固としつつも攻撃的にならないことが重要だ。

4.人々の関心を優先し、つながりを深める:リーダーとしての立場からチームメンバーに配慮しつつ、目的を持った行動を通じてチームの支持を確立しよう。人材に投資し、彼らを気にかけ、彼らの成功を本当に願うのだ。個々のメンバーと直接つながりを持ち、キャリア成長に積極的に関与することが求められる。

5.プロトコルとガードレールを設定することで管理を行う:状況が変わったときに機敏さと柔軟性を発揮し、戦略的な方向性を効果的に実行するために最適な構造的フレームワークを定義し、構築することに焦点を当てる。コミットメントを論理的で管理可能なステップに翻訳することが重要だ。

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翻訳=酒匂寛

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