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2024.09.06 15:15

LVMHが標高2600mで造る5万円の1本も。「中国ワイン急成長」の実態

年間生産1万本弱と希少なロンダイ。うち約85%が国内消費と内需も高い。

雲南、チベットやウィグル自治区でも

標高が約2000~4000m級と非常に高い雲南省やチベット、なんとウィグル自治区でもワインが造られている。南部に位置する雲南省シャングリラには、LVMHが手掛ける中国を代表するワイン「アオ・ユン」の畑がある。標高2200m~2600mに分布する細分化された畑からブレンドの妙を駆使して造られるワインは、群を抜いて洗練された味わいで、ボルドーのグランヴァンを彷彿とさせる。
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2013年が初ヴィンテージ。カベルネ・ソーヴィニヨンを主体にボルドー品種やシラーをブレンド。
2013年が初ヴィンテージ。カベルネ・ソーヴィニヨンを主体にボルドー品種やシラーをブレンド。
チベット自治区ラサには、ギネスで「世界一高いブドウ畑」に認定された標高3563mのブドウ畑がある。もともとレーズンの一大産地だったウィグル自治区でも今やワイン用ブドウが造られており、『神の雫』でもウィグル自治区のワイン「楼蘭ワイン」が取り上げられ、ワイン愛好家の間で話題となった。ウィグル自治区ゴビ砂漠の西の端、標高2000mにあるテンサイ・ヴィンヤードも品質が高い。高地がもたらす昼夜の寒暖差の大きい過酷な環境で、オーガニック栽培かつ最新設備を駆使して精巧に造られたシャルドネやボルドー品種のワインは、フランスのワインと比較してもそん色がないレベルだ。




後編>>覚醒する中国ワイン。黒ブドウ「マルスラン」の魅惑、陰陽リズムの調和 に続く

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