サンフランシスコに拠点を置くスタートアップ、LambdaTest(ラムダテスト)は、多くの企業にとってその答えとなる新技術を提供できると期待されている。この企業は、約4年前にフォーブスが注目すべき企業として取り上げたが、新たに発表された人工知能(AI)テスト製品のKaneAI(ケインAI)は、企業がテストをより容易に管理できるようにすると謳われている(なおKaneAIの名前は、同社の最初の顧客にちなんで名付けられたものだ)。
ラムダテストは、2020年末にフォーブスが報じた最初の資金調達ラウンド以降、さらに6000万ドル(約87億5000万円)を調達した。この資金により事業が急成長し、年間収益は平均で100%増加し、ユーザー数は200万人を超えている。同社のクラウドベースのテストプラットフォームの主要顧客には、マイクロソフトやデロイト、スイスの大手銀行などが含まれている。
しかし、この4年間で競争も激化している。BrowserStack、Sauce Labs、Perfectoといったライバル企業はいずれも、ソフトウェア・アプリケーションの継続的なテストを必要とする企業向けの新製品を次々に発表している。アマゾンのAWSデバイスファームも、一部のサービスにおいて競争相手となっている。
だからこそ、継続的な進化が必要だ。2018年にアサド・カーン、マヤンク・ボーラらと共にラムダテストを共同設立したジェイ・シンは「私たちはOpenAIの技術と自社の機械学習モデルを活用し、統合的なテスト作成プラットフォームを構築しました、ケインAIはプラットフォーム上で実行された数十億回のテストデータを活用し、シームレスなエンドツーエンドのテスト作成機能を提供します」と説明する。